月見草
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これでよし、と
今日の分の書類整理が終わり、後ろに倒れ両腕を伸ばし目を
ここへ来て、早半年。
刀剣男士も増え、誰も折れる事なく、欠ける事なく
でも、まだ私のいた時代には行けていない…
時間遡行軍が現れないから…
深呼吸をして、瞼を開くと二つの三日月が目に飛び込んできた
『…………き』
んんーー!?叫ぼうとしたら口を塞がれた
三日月さんは、ニッコリ笑って自分の口に人差し指を立てている
静かにしろって事?頭をコクコクと揺らしたら解放してくれた
縁側に座り空を見上げると、今日のお月さんは三日月さんと同じだった
「すまないな、部屋の外で呼んだのだが…」
『いえ、気付かなくてすみません、、』
「何か考え事か?」
『え、あ…いえ…ぼーっとしてました、はは』
命をかけて歴史を守ってくれている彼等に、審神者として、主として弱音なんか吐けるわけない…
すっと手を握られ、
いや、いつも優しいんだけど…
というかドキドキしてる私って、、、
「俺に話てはくれぬのか」
『え…』
「俺は、俺では頼りにならぬか?」
何で、そんなに哀しそうに月を揺らすの…
貴方は本当に優しいね…
私は、自分が審神者になった経緯を話した
「そうか、辛かっただろう。主は良く頑張っているぞ」
そう言って、頭を撫でてくれる三日月さん
どうしよう…泣きそうだ…
我慢しようとすればする程、身体中の水分が眼に集まってきてしまう…
片手で顔を見られないように隠したが、彼は許してくれなかった
顔を
「そなたの泣き顔、初めてだな。」
恥ずかしくて
「泣きたい時は泣けばいいのだ。…何と健気な人の子よ」
その後、私はいっぱい泣いて……
「主、俺は………?寝てしまったか…」
三日月は、腕の中で眠る主の濡れた目元に口付けをし
布団に寝かせ、空が白んでくるまで抱きしめていたのだった
『おはよ、燭台切。何か手伝うよ!』
台所に立つ彼に挨拶をしたけど応答がなく、何故か顔を紅くしてガン見されている
『燭台切?』
「!!あ、あぁ、食器を広間に運んでくれるかな!」
『う、うん、分かった…』
どうしたのかな…何か変だったな、
そう思いながらも言われた通り食器を並べているとぞろぞろと皆んな入ってきた
『皆んな、おはよ!』
私を見るなり燭台切と同じ様な反応…
だけど、山姥切と加州と長谷部は何故か眉間に
えぇ…どうしたらいいの、、、
その時、鶴丸と一緒に三日月さんが入って来た
昨晩の事が恥ずかしくてあまり、直視出来ないけど、お礼を言おうと近づこうとしたら
「三日月!!あんた何て事を…」
「許さん!!今すぐ表に出ろ!」
「俺の主が
ちょっ、な、何事?!穢されたって何!?
『ちょっ、三人共!刀をしまって!』
私の話を全く聞いてくれない…
「こりゃ、驚いた!三日月、主を抱いたのか」
………は?
『鶴丸、何言っ』
「…そうだな、抱いていたな、朝まで」
………はい?いや、待って、笑ってる場合じゃないよ三日月さん、嘘はダメだって!
『皆んな、聞いて!違うから!抱かれてないから!』
「でも大将から、三日月の
薬研?シンキって何!!
『昨日は、遅くまでお話ししてただけ。皆んなが思う様な事はないから』
お願いだから刀をしまって下さい!
「本当なんだな?」
『うん』
「本当ですか?!主!!何もされてないのですね?!」
『う、うん』
何も…されてないはず…抱きしめられたけど…それはいつもの事だし…
「でもさ!一緒に話すだけでこんな神気を
だから、そのシンキって何でしょうか…加州
三人にずいずいと迫られ、気迫に押され
「いや、俺は主と寝床を共にしたぞ」
その瞬間、修羅の如く三人の顔が変貌したのを私は目の当たりにした
「「「三日月ぃぃぃぃ!!!」」」
「あなや」
いや、楽しんでます?三日月さん…