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屑桐さん家のプレゼント交換

「い…今。一緒に居るだろう」
ギリギリ搾り出せた声はそれだけだった。
奴の潤んだペリドットのような澄んだ黄緑の瞳は見れずに俯いたままだが。
情けない…

どうしてこんなにもコイツには心が乱されるのか。

まだ、まだ分からないまま。


だが、ギリギリ搾り出した言葉から、牛尾は何か喜びを見つけたらしい。
パアッと明るくなった顔をこちらに向けるものだから、また目を逸らしてしまう。

すぐに笑顔になる。
すぐに笑顔になれるような事を見つけられる。
才能だ。

生まれが名家だから。
金持ちだから。
苦労した事が無いから。
いくらでも悪態はつける。
嫉妬だと認めてもいる。

だが、この年齢不相応なほど純真で、
心からの笑顔を振りまける心根は、金で作られたものではないだろう。

コレは、牛尾御門という男本人の気質であり、美徳だ。

「…うん。そうだね。
今は、一緒だね」

ギュッと俺の手を両手で握って、ニコッと例のパーフェクトスマイル。
いや、いつもの例の、ではないか…少し、少しだけ、俺にだけ向けられている表情……であると思う。
知らないが。他の奴に向けているかなんて。

そんな事、よぎるだけで胸糞が悪くなる。


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