Age of Ultron
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スタークの所で開かれたパーティーも、今はアベンジャーズとその関係者のみがいる、小さなものへと変わった。
着慣れないドレスを脱いで、いつもみたいなスポーツウェアに変えて戻れば、博士と楽しくおしゃべりしてるナットが振り返るなり、笑顔を浮かべた。
「あら、着替えたわけ?」
『ええ、もういいでしょ』
「似合ってたのに、勿体ない。」
「そうよ、もっと見ていたかったわ、あのドレス」
雷様のハンマーが置かれた側の近くに腰掛けて、そんなことを言ってくるマリアに、黙ってって視線を送ると、肩を竦めて何も言わなくなる。
適当に、細長い瓶を手に取れば何故かドラムのスティックを両手に持ったバートンが、器用に片眉を上げた。
「おいおい、珍しいもん飲むんだな、ドーラン?」
『私だって飲みたくなる時があるのよ』
「それより、君、あのキャプテンのお友達くんから随分とアピールされてたな」
「サムの事か?」
「あら、彼、いつの間にそんなことを?」
『ちょっとやめてよ。あんなの、アピールでも何でもないでしょ』
「とか言って、本当は君だって嬉しいんじゃないのか?」
『はぁ?』
「ドーランは、あの男に一目惚れしてるから?」
『バートン!!』
「なんだ、知らないとでも思ってたのか?
残念だったな、ここにいる奴らは全員知ってる」
『……ナット?』
「ちょっと、私を見ないでよ。言ってないわ」
「ドーラン、顔に出てる」
「おっと、ローディにも言われてるぞ」
『なら、大佐の目をすぐにでもくり抜かなくちゃ』
「恐ろしいこと言ってんな、相変わらず」
『あら、あなたの大切な指を折って差し上げるわよ』
「やっぱ今のなし」
あの男────サム・ウィルソンに私がお熱だってこと、彼らに知られてたなんて。
恥ずかしさとか、そういうのは全部なし。やけになって、瓶をそのまま傾ければ、キャプテンだけが険しい顔で私を見てくる。
「豪快だな、もっといるか?」
「スターク。
……ドーラン、大丈夫か?」
『私がこれくらいで酔うとでも?』
「だが、パーティーが始まってから、だいぶ飲んでるだろ」
「キャプテン、把握しすぎ」
『ねぇ、あんたのハンマー、ここにあるの邪魔なんだけど』
「なら退かしてみりゃいいだろ」
『冗談よして。私には無理よ』
目の前にあるハンマーは、雷様以外持ち上げられないと思ってる。すると、何を考えたのか、バートンがニヤリと口角を上げた。
スタークの所で開かれたパーティーも、今はアベンジャーズとその関係者のみがいる、小さなものへと変わった。
着慣れないドレスを脱いで、いつもみたいなスポーツウェアに変えて戻れば、博士と楽しくおしゃべりしてるナットが振り返るなり、笑顔を浮かべた。
「あら、着替えたわけ?」
『ええ、もういいでしょ』
「似合ってたのに、勿体ない。」
「そうよ、もっと見ていたかったわ、あのドレス」
雷様のハンマーが置かれた側の近くに腰掛けて、そんなことを言ってくるマリアに、黙ってって視線を送ると、肩を竦めて何も言わなくなる。
適当に、細長い瓶を手に取れば何故かドラムのスティックを両手に持ったバートンが、器用に片眉を上げた。
「おいおい、珍しいもん飲むんだな、ドーラン?」
『私だって飲みたくなる時があるのよ』
「それより、君、あのキャプテンのお友達くんから随分とアピールされてたな」
「サムの事か?」
「あら、彼、いつの間にそんなことを?」
『ちょっとやめてよ。あんなの、アピールでも何でもないでしょ』
「とか言って、本当は君だって嬉しいんじゃないのか?」
『はぁ?』
「ドーランは、あの男に一目惚れしてるから?」
『バートン!!』
「なんだ、知らないとでも思ってたのか?
残念だったな、ここにいる奴らは全員知ってる」
『……ナット?』
「ちょっと、私を見ないでよ。言ってないわ」
「ドーラン、顔に出てる」
「おっと、ローディにも言われてるぞ」
『なら、大佐の目をすぐにでもくり抜かなくちゃ』
「恐ろしいこと言ってんな、相変わらず」
『あら、あなたの大切な指を折って差し上げるわよ』
「やっぱ今のなし」
あの男────サム・ウィルソンに私がお熱だってこと、彼らに知られてたなんて。
恥ずかしさとか、そういうのは全部なし。やけになって、瓶をそのまま傾ければ、キャプテンだけが険しい顔で私を見てくる。
「豪快だな、もっといるか?」
「スターク。
……ドーラン、大丈夫か?」
『私がこれくらいで酔うとでも?』
「だが、パーティーが始まってから、だいぶ飲んでるだろ」
「キャプテン、把握しすぎ」
『ねぇ、あんたのハンマー、ここにあるの邪魔なんだけど』
「なら退かしてみりゃいいだろ」
『冗談よして。私には無理よ』
目の前にあるハンマーは、雷様以外持ち上げられないと思ってる。すると、何を考えたのか、バートンがニヤリと口角を上げた。