Age of Ultron
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控えめに言って、ハナはすげぇ強かった。
任務先のとある町に降り立てば、先に上陸していた彼女が、バリアを破った侵入者として攻撃するために出てきた敵を、彼女が蹴散らしてくれていた。
俺が声をかけた時、敵の首を捻りあげて振り向いたハナの顔は、忘れらんねぇけど。
今回の主犯格が、ヒドラと関係あるって言うから、彼女が持つ能力で手足を麻痺させてクインジェットに連れ込むと、ハナは羽を広げたまま、必死に何かを刺そうとしていた。
「なにやってんだ?」
『さっきの爆風で、ヘレンに治してもらったばかりの所が裂けちゃって。
応急処置したいんだけど、届かないから』
「なんだよ、貸せ。俺がやる」
『え、いいわよやらなくて。』
「けど、やっとかないと困るだろ?この後、スティーブと合流すんのに」
よく分からない緑の液体が入った瓶を取ると、明らかに裂けた部分が目に入るから、そこに少量を垂らすと、ハナは諦めたのか静かになる。
そして、ひたすら垂らしていけば、瞬間接着剤みたいに裂け目が分からないほど固まり出すから、蓋を閉めると音から感じとったらしく、ハナが口を開いた。
『私の姿、どう思った?』
「は?……あぁ、姿…」
『怖かった?それとも、気味悪かった?』
「クールだった」
『…なにそれ』
「すげぇよな、アンタが持つ能力。
触っただけでお陀仏だ。無敵だろ」
『でも、誰も私に触ることは出来ない。喜びを分かち合うためのハグだって、愛を伝えるためのキスだって、大事な人の温もりだって、何も出来ない』
「そりゃ他人にとっても、アンタにとっても不都合だろうが、俺にとっては好都合。」
『何が言いたいの?』
「好きなヤツが、他のやつから触れられるところなんて見たくねぇからな。」
『………は、』
思ってもない事を言われたって思ってんのか、何こいつ馬鹿なこといってんだって思ってんのか、はたまたどちらでもないのか、俺には分かんねぇけど、唯一信じられないって顔で見てきてるのだけはわかる。
『私が言ったこと聞いてた?
貴方が私の事好きでも、貴方も私に触れる事は出来ない。』
「触れなくても、アンタの心の中に住み着くことは出来る。」
『…訳わからないわ。貴方が……なんて、?』
「ほら、既に俺の言葉がアンタの頭の中にいる」
自分でも何言ってるのかよく分かってねぇけど、俺の言葉で彼女が酷く困惑してる姿に、妙な達成感で胸がいっぱいになった。
控えめに言って、ハナはすげぇ強かった。
任務先のとある町に降り立てば、先に上陸していた彼女が、バリアを破った侵入者として攻撃するために出てきた敵を、彼女が蹴散らしてくれていた。
俺が声をかけた時、敵の首を捻りあげて振り向いたハナの顔は、忘れらんねぇけど。
今回の主犯格が、ヒドラと関係あるって言うから、彼女が持つ能力で手足を麻痺させてクインジェットに連れ込むと、ハナは羽を広げたまま、必死に何かを刺そうとしていた。
「なにやってんだ?」
『さっきの爆風で、ヘレンに治してもらったばかりの所が裂けちゃって。
応急処置したいんだけど、届かないから』
「なんだよ、貸せ。俺がやる」
『え、いいわよやらなくて。』
「けど、やっとかないと困るだろ?この後、スティーブと合流すんのに」
よく分からない緑の液体が入った瓶を取ると、明らかに裂けた部分が目に入るから、そこに少量を垂らすと、ハナは諦めたのか静かになる。
そして、ひたすら垂らしていけば、瞬間接着剤みたいに裂け目が分からないほど固まり出すから、蓋を閉めると音から感じとったらしく、ハナが口を開いた。
『私の姿、どう思った?』
「は?……あぁ、姿…」
『怖かった?それとも、気味悪かった?』
「クールだった」
『…なにそれ』
「すげぇよな、アンタが持つ能力。
触っただけでお陀仏だ。無敵だろ」
『でも、誰も私に触ることは出来ない。喜びを分かち合うためのハグだって、愛を伝えるためのキスだって、大事な人の温もりだって、何も出来ない』
「そりゃ他人にとっても、アンタにとっても不都合だろうが、俺にとっては好都合。」
『何が言いたいの?』
「好きなヤツが、他のやつから触れられるところなんて見たくねぇからな。」
『………は、』
思ってもない事を言われたって思ってんのか、何こいつ馬鹿なこといってんだって思ってんのか、はたまたどちらでもないのか、俺には分かんねぇけど、唯一信じられないって顔で見てきてるのだけはわかる。
『私が言ったこと聞いてた?
貴方が私の事好きでも、貴方も私に触れる事は出来ない。』
「触れなくても、アンタの心の中に住み着くことは出来る。」
『…訳わからないわ。貴方が……なんて、?』
「ほら、既に俺の言葉がアンタの頭の中にいる」
自分でも何言ってるのかよく分かってねぇけど、俺の言葉で彼女が酷く困惑してる姿に、妙な達成感で胸がいっぱいになった。