拍手夢②「好きだ」と言わせてみた
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ロットンタウンがサティスファクションタウンに変わって早一ヶ月。
町のリーダー的存在になった鬼柳は、現在は町の復興や再生作業に追われていた。
この町を新しく復興させようと鬼柳が張り切っているのも分かるんだけど、
たまには恋人らしく二人きりでデートとかしたいな……と思ったりもするのは乙女の心情というやつだろうか。
「鬼柳、久々に、で、デートとかしたいんだけど! 駄目……かな?」
たまたま今日はオフで本を読んでいた鬼柳に、だめもとで私は頼んでみた。
自分からデートに誘うなんて恥ずかしくて、つい声が上ずってしまったけど……!
本から目線を外し、私の方に振り返った鬼柳の返事は意外にも「いいぜ」とあっさりと返ってきた。
やったぁ!
と心の中で喜んだのも束の間、次に鬼柳の口から出た言葉はとんでもない内容だった。
「だがその前に……俺との×××に付き合ってもらおうじゃねえか。折角滅多に無いオフだしな」
「はい?」
この場の雰囲気にそぐわない単語が出て、素っ頓狂な声で問い返してしまった。
えーと、×××というのは、いわゆる――って、こんな所(=拍手)で言えるわけない!!
「デートした後だと、体力が切れんだろ。だから今の内にやっておこうぜ。終わったら、どこへでも連れて行ってやるよ」
「いやいや、絶対その後の方が体力切れてデートどころじゃ無くなるでしょ! 大体あんな恥ずかしい事なんて……キャ!?」
何の前触れもなく突然、鬼柳にひょいっと身体を持ち上げられた。
俗に言う「お姫様抱っこ」という形で私を抱えたまま寝室の方に歩き出していく。
鬼柳に「お姫様抱っこ」などされたのは当然ながら初めてで、
顔が熱くなるのを感じながら、試しに脚をジタバタさせて抵抗はしてみたが、まったく効果は無いようだった。
「ちょ、ちょっと、降ろしてよ! お姫様抱っことか、ははは、恥ずかしいじゃない!」
「お前の真っ赤になって恥ずかしがる所、可愛くて好きだぜ」
「んなっ!?」
少し低めの声で耳元に囁かれ、私の顔はボンッと効果音が鳴りそうなくらい真っ赤になった。
恥ずかしい言葉をぬけぬけと言う鬼柳が、なんだか眩しく見える。
「安心しろ、デートの前だ。軽く満足しておく」
「か、軽く満足って、鬼柳の軽くは私にとって……んっ」
私の言葉は鬼柳からのキスによってさえぎられ、
私は抵抗する力も気力も次第に奪い取られていくのだった……。
――結局、この後鬼柳には美味しくいただかれ、とてもデートなんて出来る状態じゃ無くなったんだけど、
今度のオフはちゃんとデートすると約束してもらったし、それに……
また×××の日もたまには良いかな、と思い始めてきたこの心情も乙女の心情と呼べる……かな?
町のリーダー的存在になった鬼柳は、現在は町の復興や再生作業に追われていた。
この町を新しく復興させようと鬼柳が張り切っているのも分かるんだけど、
たまには恋人らしく二人きりでデートとかしたいな……と思ったりもするのは乙女の心情というやつだろうか。
「鬼柳、久々に、で、デートとかしたいんだけど! 駄目……かな?」
たまたま今日はオフで本を読んでいた鬼柳に、だめもとで私は頼んでみた。
自分からデートに誘うなんて恥ずかしくて、つい声が上ずってしまったけど……!
本から目線を外し、私の方に振り返った鬼柳の返事は意外にも「いいぜ」とあっさりと返ってきた。
やったぁ!
と心の中で喜んだのも束の間、次に鬼柳の口から出た言葉はとんでもない内容だった。
「だがその前に……俺との×××に付き合ってもらおうじゃねえか。折角滅多に無いオフだしな」
「はい?」
この場の雰囲気にそぐわない単語が出て、素っ頓狂な声で問い返してしまった。
えーと、×××というのは、いわゆる――って、こんな所(=拍手)で言えるわけない!!
「デートした後だと、体力が切れんだろ。だから今の内にやっておこうぜ。終わったら、どこへでも連れて行ってやるよ」
「いやいや、絶対その後の方が体力切れてデートどころじゃ無くなるでしょ! 大体あんな恥ずかしい事なんて……キャ!?」
何の前触れもなく突然、鬼柳にひょいっと身体を持ち上げられた。
俗に言う「お姫様抱っこ」という形で私を抱えたまま寝室の方に歩き出していく。
鬼柳に「お姫様抱っこ」などされたのは当然ながら初めてで、
顔が熱くなるのを感じながら、試しに脚をジタバタさせて抵抗はしてみたが、まったく効果は無いようだった。
「ちょ、ちょっと、降ろしてよ! お姫様抱っことか、ははは、恥ずかしいじゃない!」
「お前の真っ赤になって恥ずかしがる所、可愛くて好きだぜ」
「んなっ!?」
少し低めの声で耳元に囁かれ、私の顔はボンッと効果音が鳴りそうなくらい真っ赤になった。
恥ずかしい言葉をぬけぬけと言う鬼柳が、なんだか眩しく見える。
「安心しろ、デートの前だ。軽く満足しておく」
「か、軽く満足って、鬼柳の軽くは私にとって……んっ」
私の言葉は鬼柳からのキスによってさえぎられ、
私は抵抗する力も気力も次第に奪い取られていくのだった……。
――結局、この後鬼柳には美味しくいただかれ、とてもデートなんて出来る状態じゃ無くなったんだけど、
今度のオフはちゃんとデートすると約束してもらったし、それに……
また×××の日もたまには良いかな、と思い始めてきたこの心情も乙女の心情と呼べる……かな?