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「どうしたの……これ……」
今、私の目の前にあるのは「水色の」ケーキと思われる物体。
その物体に鬼柳がやけに上機嫌にデコレーションしていた。
「おお、ようやく来たか。どうだ? 俺が作ったケーキは!」
雑誌で某米国の蛍光色のお菓子の写真とか見た事あるけど、実際目の前にするときつい。
淡い水色ならともかく、なんですか、この蛍光色は。
鬼柳のファッションセンスは悪いと分かっていたが、まさかこういうセンスも悪いとは。
思わずため息が自然と漏れる。
「うん、いい感じに鬼柳っぽいケーキかも」
「俺見たいな感じってどういう意味だよ、あ、分かったぞ! 流石リーダー超サティスファクション☆みたいな感じって事……」
「あの用がないならこれで」
鬼柳の満足語りが始まりそうになったので、私はさっさと此処から退散しようと部屋から出ようとする。
が、それはあのいびつなケーキを持った鬼柳に阻止された。
「待てよ、折角だからケーキ食って満足しようぜ」
「あ、そういうサティスファクションはいらないんで」
「リーダーが作ったんだぞ! これはリーダー命令だ!」
「えー……しょうがないなぁ……」
リーダー命令、とまで言われると流石に一口くらいは食べてあげないとかわいそうか。
渡されたフォークを持ち、嫌々ながらもあの食べる気持ちの起こらない色のケーキにフォークを伸ばす。
そして、覚悟を決めて口に入れた―――
「あれっ、おいしい……」
「だろ!? 流石リーダーって味だろ! 日本人向けに俺が改良したんだぞ」
「でも、ジャックとクロウは日本人じゃないよね」
「良いんだよ、お前のために作ったんだから」
にっと笑みを浮かべて恥ずかしいことを平然という目の前の彼に、
かああ、と赤く上昇していく私の顔。
なんでこんなカッコいいのに、こんな青色のケーキ作ったりダサい格好するかな、この人は!
でもそれが鬼柳なんだと思う。
赤くなっている私に、鬼柳はニヤニヤ笑いながら私の顔を覗き込む。
「どうした? 顔真っ赤だぞ、この俺のケーキと言葉に満足したのか?」
「ち、違うもん! け、ケーキありがたく全部貰うから!」
「素直じゃねえな……まあ、かわいいからいっか!」
その後、床に死人のように倒れこむ鬼柳と蛍光の水色のケーキを満足そうに食べる私を見たジャックは、
直ちに遊星とクロウに連絡したのだった。
今、私の目の前にあるのは「水色の」ケーキと思われる物体。
その物体に鬼柳がやけに上機嫌にデコレーションしていた。
「おお、ようやく来たか。どうだ? 俺が作ったケーキは!」
雑誌で某米国の蛍光色のお菓子の写真とか見た事あるけど、実際目の前にするときつい。
淡い水色ならともかく、なんですか、この蛍光色は。
鬼柳のファッションセンスは悪いと分かっていたが、まさかこういうセンスも悪いとは。
思わずため息が自然と漏れる。
「うん、いい感じに鬼柳っぽいケーキかも」
「俺見たいな感じってどういう意味だよ、あ、分かったぞ! 流石リーダー超サティスファクション☆みたいな感じって事……」
「あの用がないならこれで」
鬼柳の満足語りが始まりそうになったので、私はさっさと此処から退散しようと部屋から出ようとする。
が、それはあのいびつなケーキを持った鬼柳に阻止された。
「待てよ、折角だからケーキ食って満足しようぜ」
「あ、そういうサティスファクションはいらないんで」
「リーダーが作ったんだぞ! これはリーダー命令だ!」
「えー……しょうがないなぁ……」
リーダー命令、とまで言われると流石に一口くらいは食べてあげないとかわいそうか。
渡されたフォークを持ち、嫌々ながらもあの食べる気持ちの起こらない色のケーキにフォークを伸ばす。
そして、覚悟を決めて口に入れた―――
「あれっ、おいしい……」
「だろ!? 流石リーダーって味だろ! 日本人向けに俺が改良したんだぞ」
「でも、ジャックとクロウは日本人じゃないよね」
「良いんだよ、お前のために作ったんだから」
にっと笑みを浮かべて恥ずかしいことを平然という目の前の彼に、
かああ、と赤く上昇していく私の顔。
なんでこんなカッコいいのに、こんな青色のケーキ作ったりダサい格好するかな、この人は!
でもそれが鬼柳なんだと思う。
赤くなっている私に、鬼柳はニヤニヤ笑いながら私の顔を覗き込む。
「どうした? 顔真っ赤だぞ、この俺のケーキと言葉に満足したのか?」
「ち、違うもん! け、ケーキありがたく全部貰うから!」
「素直じゃねえな……まあ、かわいいからいっか!」
その後、床に死人のように倒れこむ鬼柳と蛍光の水色のケーキを満足そうに食べる私を見たジャックは、
直ちに遊星とクロウに連絡したのだった。