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近況報告
2021/08/29 18:03モブ霊漫画『こひしかるべき』は19ページ目の下書きをしています。
漫画教室の成果はまだまだ出ておりません…。なぜなら、自分の漫画を見せていないからです。それでは上達の仕様がない…。
教室は毎回、自由参加で、生徒さんが三、四人だったり、一人だったりします。
私は参加するときは、他の生徒さんがいなくて、最初に通い始めた友人と私の二人だけなら参加するということにしています。
ただ、友人にはどの漫画で二次創作をしているのか白状していないので、出せない…。
友人には見せたくない!
そして先生にも見せる勇気がない!
今は自分が行き詰まったり、疑問に思ったことを質問したり、先生の話を聞いて楽しんだりしています。
先生は今はほとんど描いていませんが、最初は漫画家さいとうたかを先生の事務所にいて、そのあと小池一夫先生が独立するときに一緒に付いていった先生です。
先生は漫画は完全にアナログで描きます。
私も昔同人誌を出していたときはアナログで描いていましたが、クリスタのソフトを液晶タブレット(VAIO Zcanvas)に入れて描きはじめてからは、アナログで描くことができなくなりました。
一度アナログで描いたとき、無意識に“戻る”ボタンを探していたり、挙げ句の果てには紙を親指と人差し指で拡大しようとしていて、これはもうだめだなと思いました。
なので、先生と友人は机の上に原稿用紙を置いて、私は液タブを置いて教えてもらっています。
せっかくなので、教室で聞いた話や教えてもらったことを書いてみようと思います。
私がずっと悩んでいたのは、同じようなコマ割りになってしまうことでした。
これについては気にしなくてよいと教わりました。漫画家のなかにはずっと同じコマ割りで描く作家さんもいるそうです。
コマ割りより話の流れや、内容に添ったコマの大きさが大切だということです。
それから、コナンとかでよく見かけるのですが、コミックスとか本になったときに、重要なコマが偶数ページに行く効果があります。コナンの場合だと死体が出るときや犯人が出るときは必ず偶数ページ(右側のページ)になります。
そのページに行く前のページの調整についてを聞きました。
一ページにコマが足りないときは、風景のコマを入れてみたり、関連する小物を入れたり、会話を一コマずつに分けたりして何とか埋めるそうです。
逆にコマが入りきれないときは、コマを減らしたり、一コマにまとめたりして調整すると教えてもらいました。
そして、昔に比べて今は内容も表現もかなり自由になったし、絵もみんな上手いと言っていました。
先生は見開きが好きらしく、見開きの良さを熱弁していましたが、デジタル漫画だと見開きがただの横の絵になりますと言ったらショックを受けていました(笑)
実際、先生が描いた昔の漫画がデジタルで読めるようになっていたのですが、見開きが一ページずつに分けられてしまったと嘆いていました。
また、見開きだと一つの絵に二ページ分の原稿料が発生するので、没にされることが多かったと話していました。
先生はとても好奇心旺盛なので、私が使っているクリスタを自分のパソコンに入れています。
私はクリスタと言っていますが、先生は頑なにクリップスタジオと言っています。
前回の教室では私が液タブでコマ割りをしたり、ベタを塗ったり、トーンを貼る工程を先生に見せました。
先生にも液タブで絵を描いてもらったのですが、まず一言「ペンの音出ないの?」でした。そういうオプションはありませんと答えました。
先生は「あのペンが紙を走る音がいいんだよなあ~!たとえば小島剛夕(代表作:子連れ狼)はガリッ、サーという音で、アシスタントたちはペンの音で誰かわかるようになるんだよ」と話してくれました。
なかなかデジタルへの抵抗感が強い先生です。
しかも、トーンも、これ何番?とおっしゃるので、たぶんこの線数でこの濃度で40番くらいですかね?と答えています。
トーンは私も最初、クリスタの濃度や細かさがわからず、印刷してイメージと違うことがたくさんあります。
あと面白かったのは、さいとうたかを先生はゴルゴ13のゴルゴを顔しか描かないそうです。
主要人物も、ゴルゴの体もスタッフが描くそうです。中でもさいとうたかを先生そっくりに描けるスタッフが二人いて、一人は亡くなってしまったけど、もう一人いると言っていました。しかも、影武者ではなく、さいとうたかをプロダクションとして名前も公表されているそうです。
また、先生がさいとうたかをプロダクションに入ったときに、さいとうたかを先生がゴルゴの顔を描く時に下書きをしないことに驚いたそうです。下書きをすると勢いがなくなるのだといいます。そして、顔の中心に下書き代わりの十字を引いたら、マジックでいきなりあの太いゴルゴ眉を描くのだそうです。そのあとに目を描いて、鼻、口、輪郭になるそうです。
それから、ゴルゴの顔だけを集めたスクラップブックも存在するそうです。
コピーして貼ったりするんですか?と私が先生に聞くと、漫画業界ではよくやることだと言っていました。たしかにその方が効率的だなあと思いました。
これからも漫画について勉強して、素敵なモブ霊漫画を描いていきたいと思いました。
毎日、一コマでも進むよう描き続けているので、がんばろうと思っています。
モブ君の私服コレクションは、原作本を布教のために貸しているので、戻ってくるまで、また近況報告で漫画についてとかを書いてみようと思います。
漫画教室の成果はまだまだ出ておりません…。なぜなら、自分の漫画を見せていないからです。それでは上達の仕様がない…。
教室は毎回、自由参加で、生徒さんが三、四人だったり、一人だったりします。
私は参加するときは、他の生徒さんがいなくて、最初に通い始めた友人と私の二人だけなら参加するということにしています。
ただ、友人にはどの漫画で二次創作をしているのか白状していないので、出せない…。
友人には見せたくない!
そして先生にも見せる勇気がない!
今は自分が行き詰まったり、疑問に思ったことを質問したり、先生の話を聞いて楽しんだりしています。
先生は今はほとんど描いていませんが、最初は漫画家さいとうたかを先生の事務所にいて、そのあと小池一夫先生が独立するときに一緒に付いていった先生です。
先生は漫画は完全にアナログで描きます。
私も昔同人誌を出していたときはアナログで描いていましたが、クリスタのソフトを液晶タブレット(VAIO Zcanvas)に入れて描きはじめてからは、アナログで描くことができなくなりました。
一度アナログで描いたとき、無意識に“戻る”ボタンを探していたり、挙げ句の果てには紙を親指と人差し指で拡大しようとしていて、これはもうだめだなと思いました。
なので、先生と友人は机の上に原稿用紙を置いて、私は液タブを置いて教えてもらっています。
せっかくなので、教室で聞いた話や教えてもらったことを書いてみようと思います。
私がずっと悩んでいたのは、同じようなコマ割りになってしまうことでした。
これについては気にしなくてよいと教わりました。漫画家のなかにはずっと同じコマ割りで描く作家さんもいるそうです。
コマ割りより話の流れや、内容に添ったコマの大きさが大切だということです。
それから、コナンとかでよく見かけるのですが、コミックスとか本になったときに、重要なコマが偶数ページに行く効果があります。コナンの場合だと死体が出るときや犯人が出るときは必ず偶数ページ(右側のページ)になります。
そのページに行く前のページの調整についてを聞きました。
一ページにコマが足りないときは、風景のコマを入れてみたり、関連する小物を入れたり、会話を一コマずつに分けたりして何とか埋めるそうです。
逆にコマが入りきれないときは、コマを減らしたり、一コマにまとめたりして調整すると教えてもらいました。
そして、昔に比べて今は内容も表現もかなり自由になったし、絵もみんな上手いと言っていました。
先生は見開きが好きらしく、見開きの良さを熱弁していましたが、デジタル漫画だと見開きがただの横の絵になりますと言ったらショックを受けていました(笑)
実際、先生が描いた昔の漫画がデジタルで読めるようになっていたのですが、見開きが一ページずつに分けられてしまったと嘆いていました。
また、見開きだと一つの絵に二ページ分の原稿料が発生するので、没にされることが多かったと話していました。
先生はとても好奇心旺盛なので、私が使っているクリスタを自分のパソコンに入れています。
私はクリスタと言っていますが、先生は頑なにクリップスタジオと言っています。
前回の教室では私が液タブでコマ割りをしたり、ベタを塗ったり、トーンを貼る工程を先生に見せました。
先生にも液タブで絵を描いてもらったのですが、まず一言「ペンの音出ないの?」でした。そういうオプションはありませんと答えました。
先生は「あのペンが紙を走る音がいいんだよなあ~!たとえば小島剛夕(代表作:子連れ狼)はガリッ、サーという音で、アシスタントたちはペンの音で誰かわかるようになるんだよ」と話してくれました。
なかなかデジタルへの抵抗感が強い先生です。
しかも、トーンも、これ何番?とおっしゃるので、たぶんこの線数でこの濃度で40番くらいですかね?と答えています。
トーンは私も最初、クリスタの濃度や細かさがわからず、印刷してイメージと違うことがたくさんあります。
あと面白かったのは、さいとうたかを先生はゴルゴ13のゴルゴを顔しか描かないそうです。
主要人物も、ゴルゴの体もスタッフが描くそうです。中でもさいとうたかを先生そっくりに描けるスタッフが二人いて、一人は亡くなってしまったけど、もう一人いると言っていました。しかも、影武者ではなく、さいとうたかをプロダクションとして名前も公表されているそうです。
また、先生がさいとうたかをプロダクションに入ったときに、さいとうたかを先生がゴルゴの顔を描く時に下書きをしないことに驚いたそうです。下書きをすると勢いがなくなるのだといいます。そして、顔の中心に下書き代わりの十字を引いたら、マジックでいきなりあの太いゴルゴ眉を描くのだそうです。そのあとに目を描いて、鼻、口、輪郭になるそうです。
それから、ゴルゴの顔だけを集めたスクラップブックも存在するそうです。
コピーして貼ったりするんですか?と私が先生に聞くと、漫画業界ではよくやることだと言っていました。たしかにその方が効率的だなあと思いました。
これからも漫画について勉強して、素敵なモブ霊漫画を描いていきたいと思いました。
毎日、一コマでも進むよう描き続けているので、がんばろうと思っています。
モブ君の私服コレクションは、原作本を布教のために貸しているので、戻ってくるまで、また近況報告で漫画についてとかを書いてみようと思います。