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霊幻が履いている靴と靴下

原作
靴…Uチップ(？)、コインローファー
靴下…白、『REIGEN』ではダーク系の靴下

アニメ
靴…種類特定できず(黒一色)
靴下…白、ダーク系

舞台
靴…ストレートチップ(内羽根式)
靴下…黒

ドラマ
靴…プレーントゥ(内羽根式)、Uチップ
靴下…黒


霊幻は原作で少なくとも二種類の靴を履いています。

Uチップ(？)とコインローファーです。
そして靴下は『モブサイコ』ではずっと白。『REIGEN』で初めて黒に近い靴下を履いています。

ストレートチップは靴紐付で甲の部分に横筋が入った靴です。
プレーントゥとは靴紐付きで甲の部分に筋が入っていないタイプです。礼装から普段使いまでできる靴とされていて、歴史的にはもう少しラフなものがストレートチップとされています。(今では昼のストレートチップ夜のプレーントゥと言われて、ストレートチップの格が上がっています)
Uチップは靴紐付きで、甲の部分にU字の縫い目があります。日本ではビジネスでもカジュアルでも通用します。
コインローファーは紐なしで甲の部分にU字の縫い目に飾り帯がついたカジュアルな靴です。

一般的に靴紐を通す羽根と呼ばれる部分が、靴から離れていない「内羽根式」で紐靴「レースアップ」がビジネスシーンに適しています。

そして、漫画『王様の仕立て屋』では、社会人になって靴を揃えるときは、まずプレーントゥを一足、そこからストレートチップなどを買い足していき、最低5足を持ってローテーションしていくとよいとありました。

霊幻が履いている靴のタイプが初めて見えるのは、原作7巻142ページ目で大学生たちに付き合わされて塩を撒いて退散させたシーンでした。
このときアップになった靴は靴紐となんとなくU字のラインが見えました。
次に靴がはっきりとわかるのは16巻160ページ目、霊幻が芹沢とモブ君のもとへ行こうとするシーンです。
このときはコインローファーでした。

霊幻は少なくとも二足は持っていることがわかります。

ちなみに紐なしの靴は、スリップして脱ぎ履きできることから、スリップ・オン通称スリッポンと言われています。
日本のサラリーマンに多いと思います。
理由として、日本のサラリーマンは、居酒屋や料理屋での接待、コミュニケーションの場で靴を脱ぎ履きする機会が多く、その際スムーズに行動できるスリッポンが自然に馴染んでいったとありました。また、日本の高温多湿では水虫になりやすいからとも書かれていました(『王様の仕立て屋』より)

霊幻もサラリーマンでしたし、営業職だったと思うので、こういった場所には行ったと思いますし、やっぱりスリッポンタイプが馴染むのかもしれません。

靴下ですが、スーツにおいて白い靴下はルール違反と言われています。
スーツの歴史では、白い靴下はスポーツ用。スーツを着るときはブーツのような靴で、その後短い靴を履くようになってから、見えてしまう靴下はブーツに似た紺や黒の靴下という風になりました。
また、すね毛が見えることは最大のタブーとされています。
なので、靴下は紺や黒で、足首をエレガントに見せること、すね毛が見えない長さの靴下を履くことが身だしなみの基本となっています。

でも、霊幻は白い靴下です。
しかも、チーズバーガートルネードをヒットさせた回では、うっすらと縦線が見えます。ハイソックスです。

スーツのしきたりに反しています。

なのに、この野暮ったささえ感じる白い靴下が、なぜか最高だと思えてしまうんです！
グレーのスーツと黒い靴の間の白が眩しいんです!!

もちろん、スーツにはダーク系の靴下という決まりもあるし、そちらのほうが似合うと言われていますが、履き心地が良さそうな清潔感のある白い靴下がたまらない…。

そして霊幻は水虫とは無縁なんじゃないかと思います。

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また、その後に出た『REIGEN』で、トメちゃんを抱き寄せた時に、初めてダーク系の靴下が見えますが、それもまたセクシーでした！
足首細いし。
『REIGEN』では、霊幻のスーツスタイルがだいぶスマートになっています。
『モブサイコ』ではもう少しがっしりした印象を受けました。

霊幻はUチップと、コインローファーを履いていますが、おそらく他にも持っていると思います。

しかも、足元と言えば、モブ君の白いスニーカーと、霊幻の黒い革靴との対比が最高だと思っています。
学ランの黒いズボンとスニーカーはもう破壊的ですね。そこにスーツと革靴の男が並ぶんだから、罪です。この組み合わせがたまらなく好きです！
おまけに、宇宙人に会いに行く回では、山を登る霊幻が心の中で「足が痛え…」と言っています。そりゃあ革靴だしなあ…と思いますが、なんかこのさりげない一言が素足とか靴とか靴下とかを想像させて、最高に色っぽいなあ…！と思うんです。

そういえば、グレーのスーツに黒い革靴は日本では定番ですが、おしゃれに敏感なイタリアでは茶色の靴を合わせたりします。かなり色っぽくなるそうです。

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セクシーな霊幻も好きですし、ザ・日本のサラリーマンといったスタイルの野暮ったい霊幻も好きです。

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次回は霊幻の腕時計について書いてみようと思います。