番外編
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瓦礫の向こう。
煙の切れ間から現れたその姿を見て、カイトは一瞬だけ視線を止めた。
「……生きてたか。」
それだけ。
「お前こそ。」
「当たり前だ、お前と違ってちゃんと船へ戻っていた。」
スモーカーの全身を一瞥する。
血の跡。
破れた上着。
「…止めたのに行きやがって。」
「結果的に――」
「次はない。」
被せるように、カイトが言う。
一瞬、空気が止まる。
「今回は状況が状況だ。
だが、ああいう真似を続けるなら――」
視線が、まっすぐスモーカーを射抜く。
「俺は二度目は見送らない。」
怒鳴らない。
感情も荒げない。
だからこそ、重い。
スモーカーは一拍置いて、煙を吐いた。
カイトの気持ちは、痛いほどわかるため、反論はできない。
「……分かってる。」
「ならいい。」
それ以上は言わない。
だが、許したわけでもない。
その空気が、ほんの一瞬だけ緩んだ。
「そういえば。」
カイトが、ふっと口角を上げる。
「海賊の格好、随分似合ってたなぁ。」
「……てめェ。」
即座に眉が吊り上がる。
「冗談だよ冗談。」
「冗談に聞こえねえんだよ。」
だが、そこまでだった。
「――面白いものを見たな。」
砂の気配。
低く、乾いた声。
クロコダイル。
そして、少し離れた後ろに――ルッチ。
空気が一変する。
部下たちが一斉に身構え、銃口が揃う。
カイトは、静かに息を整えた。
視線は鋭い。
感情は、表に出さない。
「偶然とは、都合がいい。」
ルッチの不敵な笑み。
その一歩前に、スモーカーが出る。
「何しにノコノコ姿を現しやがった。」
「そう焦るな。」
クロコダイルが肩をすくめる。
やってきた2人はラフテルのエターナルポースが破壊された腹いせにカイトを攫おうと企んできたのであった。
「戦場のあとで顔を合わせた。それだけだ。」
「んな嘘通用するわけねぇだろ海賊風情が。」
「お前には用はねぇ。そこをどけ。」
一触即発。
言葉一つで、再び火がつく距離。
だが――
カイトは何も言わない。
無言で、でんでん虫を取り出す。
「……第四部隊、港の制圧状況は」
『は、はい! まもなく完了です!』
「終わり次第連絡しろ。次の指示を出す。」
淡々と、業務指示を始める。
「……え?」
部下の困惑した声。
海賊側も、一瞬だけ間が抜ける。
そのタイミングで、
「イマイ少将~~! スモーカー中将~~!」
「こちらに!」
「………何あれ。」
ヒナ、たしぎ、コビーが合流する。
状況を見たコビーは即座に理解し、何も言わずスモーカーの横に立つ。
たしぎはおろおろと視線を泳がせ。
ヒナは――
「……はぁ。」
深く、ため息。
カイトは相変わらず、海賊にもスモーカーにも構わず指示を続けている。
「……数年で、ここまで気にしなくなるものかしら。」
ヒナの呟きだけが、妙に静かに落ちた。
――そしてその背中を、
煙を揺らす男が、当然のように守る位置に立っていた。
煙の切れ間から現れたその姿を見て、カイトは一瞬だけ視線を止めた。
「……生きてたか。」
それだけ。
「お前こそ。」
「当たり前だ、お前と違ってちゃんと船へ戻っていた。」
スモーカーの全身を一瞥する。
血の跡。
破れた上着。
「…止めたのに行きやがって。」
「結果的に――」
「次はない。」
被せるように、カイトが言う。
一瞬、空気が止まる。
「今回は状況が状況だ。
だが、ああいう真似を続けるなら――」
視線が、まっすぐスモーカーを射抜く。
「俺は二度目は見送らない。」
怒鳴らない。
感情も荒げない。
だからこそ、重い。
スモーカーは一拍置いて、煙を吐いた。
カイトの気持ちは、痛いほどわかるため、反論はできない。
「……分かってる。」
「ならいい。」
それ以上は言わない。
だが、許したわけでもない。
その空気が、ほんの一瞬だけ緩んだ。
「そういえば。」
カイトが、ふっと口角を上げる。
「海賊の格好、随分似合ってたなぁ。」
「……てめェ。」
即座に眉が吊り上がる。
「冗談だよ冗談。」
「冗談に聞こえねえんだよ。」
だが、そこまでだった。
「――面白いものを見たな。」
砂の気配。
低く、乾いた声。
クロコダイル。
そして、少し離れた後ろに――ルッチ。
空気が一変する。
部下たちが一斉に身構え、銃口が揃う。
カイトは、静かに息を整えた。
視線は鋭い。
感情は、表に出さない。
「偶然とは、都合がいい。」
ルッチの不敵な笑み。
その一歩前に、スモーカーが出る。
「何しにノコノコ姿を現しやがった。」
「そう焦るな。」
クロコダイルが肩をすくめる。
やってきた2人はラフテルのエターナルポースが破壊された腹いせにカイトを攫おうと企んできたのであった。
「戦場のあとで顔を合わせた。それだけだ。」
「んな嘘通用するわけねぇだろ海賊風情が。」
「お前には用はねぇ。そこをどけ。」
一触即発。
言葉一つで、再び火がつく距離。
だが――
カイトは何も言わない。
無言で、でんでん虫を取り出す。
「……第四部隊、港の制圧状況は」
『は、はい! まもなく完了です!』
「終わり次第連絡しろ。次の指示を出す。」
淡々と、業務指示を始める。
「……え?」
部下の困惑した声。
海賊側も、一瞬だけ間が抜ける。
そのタイミングで、
「イマイ少将~~! スモーカー中将~~!」
「こちらに!」
「………何あれ。」
ヒナ、たしぎ、コビーが合流する。
状況を見たコビーは即座に理解し、何も言わずスモーカーの横に立つ。
たしぎはおろおろと視線を泳がせ。
ヒナは――
「……はぁ。」
深く、ため息。
カイトは相変わらず、海賊にもスモーカーにも構わず指示を続けている。
「……数年で、ここまで気にしなくなるものかしら。」
ヒナの呟きだけが、妙に静かに落ちた。
――そしてその背中を、
煙を揺らす男が、当然のように守る位置に立っていた。
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