空の色、海の色
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霞がかったような薄い色の青空が広がっていた。気候は麗らかで、どこかから小鳥の戯れている声が聞こえてくる。まるで春の訪れを歓迎しているようだ。
窓の外はこんなにも穏やかな良いお天気だというのに、ミョウジナマエはカーテンを閉めた薄暗い部屋にこもり、布団にくるまっていた。
ダルくて身体中に力が入らない。頭が重たくてガンガンして何も考えられない。こんなに熱をだしたのはいつぶりだろうか。おでこに貼られた熱冷ましのシートは既に冷たさを失っていた。
部屋の時計の針は2時過ぎを指してる。
カーテンの隙間から入ってくる昼下がりの日差しがポカポカと部屋の中を暖めていた。数日前までは咲ききっていなかった桜も今頃はきっと満開だろうか。そんなことを考えているうちにだんだん瞼が重くなってきて、ナマエは再び沈むように眠りについた。
―カーテンの隙間から―
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