薄桜鬼~新選組奇譚

悪ぃな、待たせちまって
準備とか色々あったんだよ

何の??って・・・
お前を娶る為の準備に決まってんだろ
祝言の準備や日取りとか・・・さ

忘れたとは言わせねぇぜ、旅立つ時に言ったろ、
お前が好きだ、お前だから添い遂げてぇって
意味分かってんだろ、俺の伴侶にするって
お前が純血種の鬼じゃなかったとしても惚れたって
お前だから俺は好きになった添い遂げてぇって思った

やっと迎えに来れた、待たせちまって悪かったな
もう寂しい思いをさせたりしねぇって誓う

だから・・・俺の花嫁になれ
お前じゃなきゃダメなんだよっ
俺にはお前が・・・お前って女が必要だ
共に生きてくれるか、俺と共に生きてほしいお前に

本当は、今すぐお前を抱きてぇんだが・・・
初夜までは我慢してやるよ、無理強いはしたくねぇんだ

そんかわり、そん時は覚悟しとけよ
ダメッつっても加減できねぇと思うからよ

何故??ってお前が可愛くて愛しくてしかたねぇんだ
俺を好きになったんだから覚悟くらいしてんだろっ

明日の夕刻、祝言を挙げる
そしたら、お前は俺の・・・俺はお前だけのもんだ

一生離さない、ずっと俺の傍にいろ
お前は俺だけを見てればいいんだ

愛してるぜ、俺だけの愛しい花嫁
お前を俺色にそめてやるからな



☆END☆
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