バレー馬鹿
夢小説の世界へ
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-------とある部活開始時
潔「とりあえず、
ドリンク作りに行こう」
「はい!」
今日は塾がない日なので、
ちゃっかり男バレの手伝い
という名の大地くん観察。
水道に行こうと扉を開けると
そこにはこの間のバスケ部の人達。
今日は半コートなのか。
「あっ、すみません」
思わずそう道を譲ろうとしたが
バスケ部主将「いえ、お先にどうぞ」
そう言って道を譲ってくれた。
バスケ部ってこの間のこともあったし、
少し気まずいというか
怖い印象が強かったけど
なんだかここ数日で
その印象が良い方に変わりつつある。
お礼を言って潔子さんと
ドリンクを作りに外の水道へ向かった。
バスケ部主将「あの、すみません。
俺3年バスケ部主将の佐川なんですが」
「あっ、はい?!?」
突然さっきの人に話しかけられた。
危ない、潔子さんとの会話で
全然気づかず驚いちゃった。
佐川「今日ってバレー部何時までやりますか?」
「えっと、だいたい19時ぐらいですね」
佐川「わかりました。ありがとうございます」
そう言ってすぐ去っていった。
びっくりしたー…
この間のこともあったから、何か言われるのかと思った。
その会話を潔子は静かに隣から
見ていた。
-------練習終了後
大「おーい、片付け急げーーー!」
皆「「「「はい!!!」」」」
はぁ、今日もバレー馬鹿な大地くん。
素敵でした。
さてと片付け手伝うかな。
なんだかんだ今日もギリギリまで…
いや、15分くらいオーバーしてる…。
先生に怒られたくないっ!!
横のコートを見ると
すでにバスケ部は片付けが終わり
解散したようだった。
まずい。
急いでコートに向かおうとした瞬間
佐川「あの」
「?!?!」
背後に背の高くゴツい身体が立っていた。
慌てて振り返る。
ひー!!先生もやだけど、
もう、バスケ部も色々と怖い!!
佐川「あの…多分急いで片付けするところだと思うんですけど」
「……?その通りですケド…」
佐川「よければ連絡先とか交換して貰えませんか?」
「あー…はい………ハイ?」
思いっきり疑問系で返してしまった。
突然の出来事と、
急いで片付けしなければならない焦りとで、かなり脳内パニックが起きていた私。
バスケ部主将?の佐川先輩とやらは
少し屈んで私にだけ聞こえるような声で
佐川「急にすんません。その…前から君のことが気になってて…とりあえず友達になってくれません?」
……………?
「えええっ!!!
えっと…すみません!!!
そういうのは時間ある時にしましょう!!
タタタイミングが合う時に!
今片付け優先ですのですみません!」
そう言ってぺこりとお辞儀をして
真っ赤であろう顔を隠し
何もなかったかの様に、コートの片付けに混じる。
佐川「じゃぁ、また!!」
そう言って帰っていった。
その瞬間ホッと胸を撫で下ろす。
ふぅ…。
今になってもよく理解できてないけど、好意を持ってくれてる的な意味だよね?きっと。
私にもついに数少ないモテ期が来てしまったのか…。
まぁ、でも大地くんにモテなきゃ意味ないんだけどね。
大「名無し」
「はぃぃぃ!」
あ、声裏返った。
大「お、おぅ。
急いでるのはわかるが落ち着け。
さっきもしかしてバスケ部になんか言われたか?」
さすが大地くん、よく見てる。
ボールを拾いながら会話を続ける。
「いや?全然!!!
なんか……」
大「変なこと言われた?」
「いや…変なことと言われれば
変なこと?かな…?
でも、なんか嫌なことじゃないし
むしろ良かった的な??」
良かったのか…?とも思うが
正直急いでいる主将大地に今言うことでもないと思ったから、濁して答えた。
大「………」
あれ、なんかこの感じデジャヴだな。
恐る恐る顔を覗いてみると
…やっぱり眉間に皺寄ってる。
「あの、本当に大丈夫だよ!」
大「そうか。なら良い」
ん…前もそうだったけど
なんかそっけない。
この眉間に皺寄り大地は
冷たいよ。泣ける。
そのままコートのポール戻しが終わり
集合して解散した。
何か考えごとをしていて
眉間に皺が寄るのは分かるけど
今までなかった、
大地くんのそっけなさ。
私がでしゃばってるのが気に入らないのかな。いや、でもそれは今に始まったことじゃないし…。
いつもありがとなって言ってくれてたぐらいだし……。
うーん……。
こんな時は菅原先輩に相談願うしかない!
帰りみんなで帰るだろうけど、
私は気になって今日眠れないかもしれないから日向くんばりに捕まえるしかない!!!
菅「…………っっ?!」
影「菅原先輩、なんか顔真っ青っすけど…」
菅「うーん…なんか今殺気?を感じたかな……ハハ……」
影「ここはコートじゃないっすけどね」
「せんぱい!!!!!」
すがわ………」ドンっ!
おわっと声とヒッ!と言う声で
菅「いって〜〜
って名無しちゃん?」
「あっはははは…いやすみません。
こうでもしないと、
菅原先輩捕まらないって思って。
帰宅皆さん一緒だと思うのですが
少しでいいです!
私の相談に乗ってください」
菅「……ふふーん?」
そんな私を見てなにかを理解したのか
少し後ろ歩いて帰ろうかと言って相談に乗ってくれた…。
かくかくしかじか
今までの流れを話した。
そうすると、
考えるように顔を上に向けて
菅「アレかな……」
「アレ?!とは!」
菅「いや、直接関係あるとは言えないんだけど…この間…」
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【数週間前の3年4組】
クラスメイト1「あれー?最近彼女と別れたんだっけ?」
2「それいうなよ!!」
3「そういや、最近アタックしてる子どうだ?」
なーんか恋愛話で盛り上がってんな。
ま、そんなことより春高予選だけど。
菅「ねー、大地。
今度の予選の対戦高…」
そう大地と顔を見て話そうとした時
佐川「あー…まだ全然アプローチできてないけど、男バレのたまにいる2年の子可愛いって思ってる」
大&菅「「!!!」」」
別に大きい声ではないが、
一瞬大地も俺も、ぴくっと反応した。
多分名無しちゃんのことだ。
2「いや、でもさ
バレー部主将…こぇぇよな
どうアプローチすんだよ」
大「…………ゴゴゴゴっ(目には見えない気迫)」
菅「……ちょっ、大地ストップ!!」
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菅「ってなことがあって…。小さく大地は聞こえてるぞ、って言ってたっけな。
そりゃあもう大地と言ったら後ろに火山でも見えるかと思ったわー」
そんなこと言って笑う菅原先輩。
まぁ、その恋バナは今日も直接言われたし、ちょっと問題が複雑になるから隅に置いといて。
「これがなんで大地くんのそっけなさと関係してると思ったんですか?」
菅「……んー?直感⭐︎」
「…………」
菅「何その顔?!ねぇ!」
私の真剣な気持ちを返して菅原先輩。
大「おーい!肉まん食うか?」
菅「おー!!」
そう言って結局肉まんを食べて
いつも通り帰宅したのだった。
私の問題は、
より複雑になっただけの様に感じた。
はぁ…菅原先輩、今ちょっと青葉城西のセッターに似てたな。
ま、それは相談に乗ってくれた代わりに言わないであげておこう。