ギャップ
夢小説の世界へ
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あんなことがあってから、
早く3ヶ月。
今日も元気に出勤…
してません…泣
今日は生理っていうのもあって、
なんだか気分も良くない。
田中「んー、どした?なんかぼーっとしてる?」
ミョウジ「……え、あ、いや大丈夫です…」
あ、なんか感じ悪かったかな…。
でも、正直そんなこと考えてる余裕はなかった。
田中「………」
とにかく目の前の仕事をこなして、
残業なしで帰る!
そうして、黙々と仕事をこなして行ったのだった。
田中「ミョウジさん、ちょっといい?」
ミョウジ「……はい」
田中「この書類のここなんだけど、誤字脱字してる。 あと、ここもか。」
と指差しで書類を見せられた。
はっ
ミョウジ「すみません!すぐ直します。」
いやー、普段はやらないのに…。
こんなミス。
やっぱり今日の私
だいぶ、具合悪いのかな。
田中「あー、あとね、今日お願いしてたデータなんだけど…」
ミョウジ「……はぃ……」
田中「この計算……こ…の数字が…」
あれ、田中さんの声がよく聞こえない。
もっと大きな声でしゃべって…もらっ……
私は突然視界がぐるぐるとしていて、
田中「……さん」
田中さんが……多分肩を支えてくれてる。
だけど、そこからは意識を手放してしまった。
-------数時間後----------
!!!!
目が覚めたら、初めて入る部屋の天井。
ミョウジ「あれ、ここは…」
と呟くとベット脇の椅子に座っていた
田中さんが寝てる。
私が起きようとした瞬間、
軋んだ音で起きた田中さん。
田中「………おっと」
ふらついた身体を支えてくれてる。
「起きたばっかりなんだから、動かないのー
てか目が覚めてよかった」
ミョウジ「起きるまでここにいてくれたんですか?」
田中「ん…うん、そうだけど」
と言った田中さんは、顔がほのかに赤らんであるような気がして
心配になって、顔を近づけて
ミョウジ「……大丈夫ですか?!私の熱が移った……?!っ」
目と目がようやく合う。
そした、一瞬で目の前が真っ暗になり
田中「………バカ……」
なにか小声で呟いていた。
しばらく目元を手で塞がれていた。
この時彼の顔、身体が
恐ろしいスピードで熱くなっているのは
本人以外知る由もない。
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ミョウジ「田中さんって随分、人想いな部分もあるのね…」
思わずそう呟いた。
今までの数々の助けに
感謝しないとな。
だけど、そんな自分が情けなくなってくる。
この時、他の誰かが田中さんと私のやりとりを見ていたとも知らずに…
そのまま、また眠りについた。