幻想殺しと幻想起こし【禁書目録】【ダンガンロンパアナザー】
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「空ろと前田勇気ぃ?2つ名か?」
俺は、今まで色んな魔術師に会ってきた。
そいつらは全員本名と『魔法名』という2つ名があるのが決まり。 英単語と下4桁が法則で、神裂火織やステイル=マグヌスも例に漏れずそうだった…と知識は言っている。
そう、俺は記憶喪失だ。だからその2人の『魔法名』などは覚えていない。
しかし英単語に下4桁。此奴…空ろ?前田?の2つ名はどちらも日本語だ。だから、気になって聞いてみたのである。
「2つ名…どうだろう。でも、確かに『前田勇気』は実の親から貰った名前だったと記憶している…空ろは…確かに、2つ名程度なのかもしれない。」
…なんだか曖昧な返事をされて少々腑に落ちない。
にしてもなんだか奇妙な喋り方をするものだ。それを見て横でメイド服…平良が少々びっくりした顔をした後、空ろ…前田を見てまたニコニコしているのがさらに少し怖い。
「ふうん。不思議なもんだな。あ、じゃあさ、平良と…うーん、んー…じゃあ前田で。で、平良と前田は一体どんな関係なんだよ?」
そして今一番に気になっていることを聞いてみた。
メイド服を着ているぐらいだし、前田専属のメイドと言われても可笑しくはない。雇っているだとかでも驚かないし、この2人はなんだか親密とはまた違う、でも距離が近いようなそんな関係性を感じた。
「…関係……………平良茜が。勝手についてきているだけだ」
だから、なんというか、その。
その返答が些か以外だった。
「勝手に?っていうのはこれまた…?」
「…面倒くさい。余計なことは省いて平良茜が説明しろ」
そしてさらりと隣にいる平良に擦り付けた前田。…そんなにややこしい関係なのこいつら?勝手についてきているの意味もいまいちよく分からない。
「あっ、はい。…えーとですね。空ろ様はある時、全国各地を巡って旅をされていたんですよ。その時に同時に、家庭環境等でとても困っている子供達を助けて下さったんです。私もその1人でして、空ろ様のお陰で好きな家事をしながらお金を稼げているんです。感謝という言葉だけでは言い表せないんです、だから私が空ろ様のお傍でそのご恩を返して行きたいな、と私が勝手についていってるだけなんです。」
「えッ、ひ、ひとだすけ…?」
思わず前田の顔を2度見した。だって表情からしてそんなことをするような善人顔ではないし、(失礼だが)正義感などこれっぽっちもなさそうだ。やつれた顔をまじまじと見つめても印象は変わらない。
「とうまとうま。人を見た目で判断するのは良くないんだよ」
「いや分かってる、分かってるけどさ!ってか普通の声で本人の前でそういうこと言うなってやめろ!」
「あ、いや、そそそうだ!お前らの能力って何?俺はちょっと特殊なヤツなんだけどさ。二人は一体…?」
インデックスが問題発言をかましてしまったので咄嗟に話題を変える。
気になっていることのうち2つ目。俺は幻想殺し、二人は…一体なんだろう。
正直、全く以て想像がつかない。電撃使い?それもなんだか違う気がする。難しい。
「あー……そうか。なんか、あったね。 能力…じゃないけど」
「まぁその…学園都市ですもんね。うーんと………私達の通ってる学校を聞いたら多分、分かると思いますよ。」
聞いてみればそうよくわからない返答をされる。
「む…じゃあお前ら、学校は何処通ってんの?ってか何歳?何年生?」
というかまぁこれは俺の気になっていること3つのうち3つ目だ。高校生だと言われても違和感は…まぁ若干無くはないが、十分納得できる範囲だし中学生だと言われてもわかる。流石に小学生はないだろう。柵川中学か?常磐台は…前田は確かに美琴と同じようなベストを着ているがさすがに女なんてことは…無い?無いよな?無いだろうし、平良はありえなくもないがいやしかしメイド服……うーん?検討もつかない。一体何処へ通ってるんだ…
そして俺は、本日二回目の驚愕をすることになる。
「………希望ヶ峰学園だ。二人とも」
何故なら。出てきたワードが学園都市から外れた場所で、かなりの有名場所。並外れた才能がないと入学できないと言われる、希望ヶ峰学園だったから。
「空ろと前田勇気ぃ?2つ名か?」
俺は、今まで色んな魔術師に会ってきた。
そいつらは全員本名と『魔法名』という2つ名があるのが決まり。 英単語と下4桁が法則で、神裂火織やステイル=マグヌスも例に漏れずそうだった…と知識は言っている。
そう、俺は記憶喪失だ。だからその2人の『魔法名』などは覚えていない。
しかし英単語に下4桁。此奴…空ろ?前田?の2つ名はどちらも日本語だ。だから、気になって聞いてみたのである。
「2つ名…どうだろう。でも、確かに『前田勇気』は実の親から貰った名前だったと記憶している…空ろは…確かに、2つ名程度なのかもしれない。」
…なんだか曖昧な返事をされて少々腑に落ちない。
にしてもなんだか奇妙な喋り方をするものだ。それを見て横でメイド服…平良が少々びっくりした顔をした後、空ろ…前田を見てまたニコニコしているのがさらに少し怖い。
「ふうん。不思議なもんだな。あ、じゃあさ、平良と…うーん、んー…じゃあ前田で。で、平良と前田は一体どんな関係なんだよ?」
そして今一番に気になっていることを聞いてみた。
メイド服を着ているぐらいだし、前田専属のメイドと言われても可笑しくはない。雇っているだとかでも驚かないし、この2人はなんだか親密とはまた違う、でも距離が近いようなそんな関係性を感じた。
「…関係……………平良茜が。勝手についてきているだけだ」
だから、なんというか、その。
その返答が些か以外だった。
「勝手に?っていうのはこれまた…?」
「…面倒くさい。余計なことは省いて平良茜が説明しろ」
そしてさらりと隣にいる平良に擦り付けた前田。…そんなにややこしい関係なのこいつら?勝手についてきているの意味もいまいちよく分からない。
「あっ、はい。…えーとですね。空ろ様はある時、全国各地を巡って旅をされていたんですよ。その時に同時に、家庭環境等でとても困っている子供達を助けて下さったんです。私もその1人でして、空ろ様のお陰で好きな家事をしながらお金を稼げているんです。感謝という言葉だけでは言い表せないんです、だから私が空ろ様のお傍でそのご恩を返して行きたいな、と私が勝手についていってるだけなんです。」
「えッ、ひ、ひとだすけ…?」
思わず前田の顔を2度見した。だって表情からしてそんなことをするような善人顔ではないし、(失礼だが)正義感などこれっぽっちもなさそうだ。やつれた顔をまじまじと見つめても印象は変わらない。
「とうまとうま。人を見た目で判断するのは良くないんだよ」
「いや分かってる、分かってるけどさ!ってか普通の声で本人の前でそういうこと言うなってやめろ!」
「あ、いや、そそそうだ!お前らの能力って何?俺はちょっと特殊なヤツなんだけどさ。二人は一体…?」
インデックスが問題発言をかましてしまったので咄嗟に話題を変える。
気になっていることのうち2つ目。俺は幻想殺し、二人は…一体なんだろう。
正直、全く以て想像がつかない。電撃使い?それもなんだか違う気がする。難しい。
「あー……そうか。なんか、あったね。 能力…じゃないけど」
「まぁその…学園都市ですもんね。うーんと………私達の通ってる学校を聞いたら多分、分かると思いますよ。」
聞いてみればそうよくわからない返答をされる。
「む…じゃあお前ら、学校は何処通ってんの?ってか何歳?何年生?」
というかまぁこれは俺の気になっていること3つのうち3つ目だ。高校生だと言われても違和感は…まぁ若干無くはないが、十分納得できる範囲だし中学生だと言われてもわかる。流石に小学生はないだろう。柵川中学か?常磐台は…前田は確かに美琴と同じようなベストを着ているがさすがに女なんてことは…無い?無いよな?無いだろうし、平良はありえなくもないがいやしかしメイド服……うーん?検討もつかない。一体何処へ通ってるんだ…
そして俺は、本日二回目の驚愕をすることになる。
「………希望ヶ峰学園だ。二人とも」
何故なら。出てきたワードが学園都市から外れた場所で、かなりの有名場所。並外れた才能がないと入学できないと言われる、希望ヶ峰学園だったから。
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