(甘)恋人同士のはじめかた。
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「うん…本当は私も、ずっとこうしたかったから、嬉しい…。」
「え、ほんと?」
「うん。でも…私からはなかなか言えなくて。」
「ほんとに?」
少しだけ離れて顔を合わせたら、赤く染まった頬が苦笑いをした。
「…したいに決まってるじゃない。與儀のこと好きだもの。」
「…ほんと、に?」
「何度言わせるの…」
「あ、ごめん…。で、でも!!嬉しい…うん。嬉しい!!」
ちゃんと、両想いだ。
好きでいてくれた。
リイナちゃんも、やきもきしていてくれたのかなぁ?…なんて…。
じゃあ…じゃあ…!!
「じゃあキスしてもいい!?」
「え!?」
「…あ、ごめん!無理にとは言わない!調子乗りました…。」
いきなりすぎたかな…って思ったけど。
リイナちゃんは改めて顔を上げて、
「うん…いいよ。」
そう小さく呟いて、目を閉じた。
(うわ……)
リイナちゃんの、キス顔…!!!
うわあああ!!!!
ドキドキしすぎて、息が止まりそう。
でも、待たせちゃだめだよねっ。
赤い頬に手を添えて、ゆっくりリイナちゃんの唇に自分のを重ねた。
温かくて、やわらかい…それだけじゃなくて。
胸がギュッと苦しくて…泣きたくなって、幸せ。
初めてのキス。
ずっとずっと、したかったんだ。
どうしよう。きっといま、俺も真っ赤だ。
少し離れた至近距離で見つめあうと、それだけでくすぐったくて。
「たぶんね、10分たったら羊が来るから…。もうちょっと、こうしていてもいい…?」
「……うん。與儀。」
「うん?」
「大好き。」
「…お、俺も…」
うう…泣きそう。
好きな人からの好きが、こんなに嬉しい。
「俺もリイナちゃんのこと…大好き…。」
だからもう一度キスさせて。
「ん…っ」
これからキスをするのが当たり前になったって、きっとこの初めてのドキドキは忘れない。
明日も会えるけど、今はもう、今しかないから。
この10分が、ずっとずっと続けばいいのになぁ。
「これからなるべく、二人きりの時間もつくりたいな…?」
「うん、つくろう。いっぱい。」
少しづつ少しづつ
恋人同士になっていくんだ。
二人のペースで。
おわり
2013.07.15
「え、ほんと?」
「うん。でも…私からはなかなか言えなくて。」
「ほんとに?」
少しだけ離れて顔を合わせたら、赤く染まった頬が苦笑いをした。
「…したいに決まってるじゃない。與儀のこと好きだもの。」
「…ほんと、に?」
「何度言わせるの…」
「あ、ごめん…。で、でも!!嬉しい…うん。嬉しい!!」
ちゃんと、両想いだ。
好きでいてくれた。
リイナちゃんも、やきもきしていてくれたのかなぁ?…なんて…。
じゃあ…じゃあ…!!
「じゃあキスしてもいい!?」
「え!?」
「…あ、ごめん!無理にとは言わない!調子乗りました…。」
いきなりすぎたかな…って思ったけど。
リイナちゃんは改めて顔を上げて、
「うん…いいよ。」
そう小さく呟いて、目を閉じた。
(うわ……)
リイナちゃんの、キス顔…!!!
うわあああ!!!!
ドキドキしすぎて、息が止まりそう。
でも、待たせちゃだめだよねっ。
赤い頬に手を添えて、ゆっくりリイナちゃんの唇に自分のを重ねた。
温かくて、やわらかい…それだけじゃなくて。
胸がギュッと苦しくて…泣きたくなって、幸せ。
初めてのキス。
ずっとずっと、したかったんだ。
どうしよう。きっといま、俺も真っ赤だ。
少し離れた至近距離で見つめあうと、それだけでくすぐったくて。
「たぶんね、10分たったら羊が来るから…。もうちょっと、こうしていてもいい…?」
「……うん。與儀。」
「うん?」
「大好き。」
「…お、俺も…」
うう…泣きそう。
好きな人からの好きが、こんなに嬉しい。
「俺もリイナちゃんのこと…大好き…。」
だからもう一度キスさせて。
「ん…っ」
これからキスをするのが当たり前になったって、きっとこの初めてのドキドキは忘れない。
明日も会えるけど、今はもう、今しかないから。
この10分が、ずっとずっと続けばいいのになぁ。
「これからなるべく、二人きりの時間もつくりたいな…?」
「うん、つくろう。いっぱい。」
少しづつ少しづつ
恋人同士になっていくんだ。
二人のペースで。
おわり
2013.07.15