(甘)My Sexy Girl
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「私はそのような目で女性を見たことはありません!」
「説得力ない!さっきから顔が赤い!」
「これは…女性があのような格好をテレビで堂々としていたからで!」
「…嫌いではないんだね。」
「断じて違います!」
「じゃあ好きなの…?」
「す、好きではありません!」
な、なんで今、どもったの?
好きなの?
そうなの?
「やっぱりトキヤくんも男のひとなんだね…」
「なぜそうなるのです…先程から言っていますが、ドキドキするのはあなただけです。他の女性が水着だろうと関係ありませんよ。現に収録中、あの女性はずっと隣にいましたが、別段何も考えていませんでした。」
「……………」
私を信じてください
そう言いたげな、まっすぐな眼差しが私を貫く。
まるで疑っているようで、忍びない気持ちになる。
なるけど…。
「…わかった…」
「…わかってくれましたか…」
ホッと胸を撫で下ろすトキヤくんに、私は向き直った。
「私がもっとボンッキュッボンッだったなら、トキヤくんはもっと嬉しかった?」
「な、なんですって?」
じぃ…っと見つめると、トキヤくんは視線を泳がせました。
やはり好きなの…ボンッキュッボンッ…。
シュンとなる私の両肩にトキヤくんの手が優しく置かれた。
「あのですね…私は、あなたがこうだったなら…ああだったなら…という目で見たことはありません。」
「…そうなの?」
「そうです。どんなあなただろうと好きですし、そもそもその…ボンッキュッボンッとやらにも興味はありません。」
……逆に、男のひととしてそれはどうなのだろう?
と思ってしまう私は、わがまま?
「じゃあ、なんでさっき赤くなったの?」
「ああ…あれは…」
カーーッ
という効果音が似合いそうなくらい、トキヤくんが真っ赤になる。
「…少し嘘をつきました…水着の女性のことを聞かれたときに…少し、あなたの水着を想像して…しかし、少しだけです。」
「え……」
つられて、私もカーーッとなる。
わ、私の水着…。
「見たことあるじゃない…」
そう、学園で、プールのときに。
あのときは、まだお互いを意識する前だったように思うけど…。
「直視していませんので…あまり覚えていません…」
「そう…」
私の水着なんて、到底人様に見せられるものではないのだけど…。
「じゃあ!着替えてきますっ」
「…は?」
「さっきのお姉さんには及ばないけど!あの頃よりはあちこち成長しているはず!」
「せ、成長…こら、早まるんじゃありません!!やめなさい!!」
「なんで?比べてしまうから?」
「違います!あなたの水着なんて見たら身がもちません!!他の女性の水着はなんとも思いませんがあなただけは…!」
立ち上がり取り合えず部屋を出ようとする私を、トキヤくんが慌てて止める。
「見たくないの?」
「そうではありま…いえ、違います!なんと言えばわかってもらえるのやら…っ」
とにかく私を説得するために、頭を抱えだすトキヤくん。
さっきクイズをすらすら解いていたのが嘘のよう。
「見たくないといえば嘘になりますが、見てしまっては自分が抑えられません!」
「…………え。」
「つまり、そんなことをしなくとも私はあなたの身体が好きです、充分綺麗です!!」
「………………」
「………………」
しばし沈黙。
それを破ったのは、もう死んじゃうんじゃないかというくらい真っ赤になったトキヤくんでした。
「ち…違…いえ…その…」
私もびっくりして、赤くなって言葉が出ない…。
「…か…身体だけではなく…すべてが好きということで…」
……普段、もっとすごいことをしているのに、と言われてしまえばそれまでで…。
「………はい……」
しばらく気まずい微妙な沈黙が流れました。
おわり
2013.07.01
「説得力ない!さっきから顔が赤い!」
「これは…女性があのような格好をテレビで堂々としていたからで!」
「…嫌いではないんだね。」
「断じて違います!」
「じゃあ好きなの…?」
「す、好きではありません!」
な、なんで今、どもったの?
好きなの?
そうなの?
「やっぱりトキヤくんも男のひとなんだね…」
「なぜそうなるのです…先程から言っていますが、ドキドキするのはあなただけです。他の女性が水着だろうと関係ありませんよ。現に収録中、あの女性はずっと隣にいましたが、別段何も考えていませんでした。」
「……………」
私を信じてください
そう言いたげな、まっすぐな眼差しが私を貫く。
まるで疑っているようで、忍びない気持ちになる。
なるけど…。
「…わかった…」
「…わかってくれましたか…」
ホッと胸を撫で下ろすトキヤくんに、私は向き直った。
「私がもっとボンッキュッボンッだったなら、トキヤくんはもっと嬉しかった?」
「な、なんですって?」
じぃ…っと見つめると、トキヤくんは視線を泳がせました。
やはり好きなの…ボンッキュッボンッ…。
シュンとなる私の両肩にトキヤくんの手が優しく置かれた。
「あのですね…私は、あなたがこうだったなら…ああだったなら…という目で見たことはありません。」
「…そうなの?」
「そうです。どんなあなただろうと好きですし、そもそもその…ボンッキュッボンッとやらにも興味はありません。」
……逆に、男のひととしてそれはどうなのだろう?
と思ってしまう私は、わがまま?
「じゃあ、なんでさっき赤くなったの?」
「ああ…あれは…」
カーーッ
という効果音が似合いそうなくらい、トキヤくんが真っ赤になる。
「…少し嘘をつきました…水着の女性のことを聞かれたときに…少し、あなたの水着を想像して…しかし、少しだけです。」
「え……」
つられて、私もカーーッとなる。
わ、私の水着…。
「見たことあるじゃない…」
そう、学園で、プールのときに。
あのときは、まだお互いを意識する前だったように思うけど…。
「直視していませんので…あまり覚えていません…」
「そう…」
私の水着なんて、到底人様に見せられるものではないのだけど…。
「じゃあ!着替えてきますっ」
「…は?」
「さっきのお姉さんには及ばないけど!あの頃よりはあちこち成長しているはず!」
「せ、成長…こら、早まるんじゃありません!!やめなさい!!」
「なんで?比べてしまうから?」
「違います!あなたの水着なんて見たら身がもちません!!他の女性の水着はなんとも思いませんがあなただけは…!」
立ち上がり取り合えず部屋を出ようとする私を、トキヤくんが慌てて止める。
「見たくないの?」
「そうではありま…いえ、違います!なんと言えばわかってもらえるのやら…っ」
とにかく私を説得するために、頭を抱えだすトキヤくん。
さっきクイズをすらすら解いていたのが嘘のよう。
「見たくないといえば嘘になりますが、見てしまっては自分が抑えられません!」
「…………え。」
「つまり、そんなことをしなくとも私はあなたの身体が好きです、充分綺麗です!!」
「………………」
「………………」
しばし沈黙。
それを破ったのは、もう死んじゃうんじゃないかというくらい真っ赤になったトキヤくんでした。
「ち…違…いえ…その…」
私もびっくりして、赤くなって言葉が出ない…。
「…か…身体だけではなく…すべてが好きということで…」
……普段、もっとすごいことをしているのに、と言われてしまえばそれまでで…。
「………はい……」
しばらく気まずい微妙な沈黙が流れました。
おわり
2013.07.01