(甘)プリンスさまの男子会
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「まぁ…確かに、淑やかっていうのは、なかなかねぇ…。」
「そ…それだけではないぞ。何事にも真面目で一生懸命な女性など、素晴らしくはないか?」
「…ますますかなでちゃんですねぇ。」
「うん、綾瀬だね。」
「ぐっ…」
たしかに、否定はできん。
先程女性の笑顔の話をしたときすら、脳裏に綾瀬の笑顔が浮かんだのだ。
俺は女性をあまり知らない。
いつのまにか、俺の中の女性の基準は、綾瀬になってしまったのかもしれん…な。
パッと花が咲くような笑顔。
恥ずかしがりで内向的だが…淑やかで気配り上手という点で好意的になる。
それでいて真面目で一生懸命、音楽に関してはどん欲なまでに努力し、才能をどんどん伸ばしている。
少々抜けているところが、つい守ってやりたくなる。
趣味も合う。
「まあ、マサの好みはかなで…と。でもインタビューじゃ個人を特定できること言っちゃダメだよ?」
「違っ……いや、違わなくはない…が。」
「ふふ、真斗くんはかなでちゃんが大好きなんですねぇ。」
「実際…どこまでいってるのさ?」
「どこまで…など…どこにもいってはいない。恋愛は禁止だからな…」
「禁止じゃなかったら、付き合っちゃう?」
カァッと顔が熱くなる。
なんだ、この話の流れは…。
主旨がちがってきているぞ。
そうなりたいと願っている自分も否定はできんが。
「そ、それより他にないのか?インタビューでよく聞かれる定番というのは…」
「…あ、ごまかされた。まぁいいけど…そうだなぁ…好きな食べ物とか…初恋はいつとか?」
「初恋…また恋愛絡みか…どうもそういう類いのものは苦手だな…。」
「真斗くんは、初恋もかなでちゃんでしょう~?いいですねぇ!」
「マサの性格じゃ、なかなか隠しながら答えるのは大変そうだね…」
「いや、やるしかないだろう。」
何事にも全力を尽くす。
それが男だ。
好きな食べ物などは比較的答えやすい。
しかし恋愛や女性のこととなると…どうも苦手だ。
もっと研究し、精進せねば。
その、インタビューに関しても。
「女の子のことなら、かなでちゃんからいっぱい教わればいいんですよ。せっかくパートナーなんですから。」
「わぁ…なんかそれ、やらしい」
な、なにを考えているのだ一十木は……。
教わるとは、なにをだ…!!!!
「私がどうかした?」
!!!
いつのまに来たのか、にこにこしながら後ろに綾瀬が立っている。
どこから聞いていたのだ!!?
いやそれよりも、ここは男子寮………。
「どうしたのだ。こんなところまで…」
「あ、真斗くんに用があって来たんだけど…神宮寺さんが入れてくれて。」
「レディがドアの前で困っていたのでね。中にいれてあげたのさ。」
そ、そうか…驚いた。
ならば、先程までの話は聞かれていないのか?
それにしても、個人的な感情だが…そうやすやすと神宮寺に言われて部屋に入ってほしくはないものだ。
なにかがあってからでは遅い。
「集まって、何を話していたんだ?」
「女の子の好みの話だよ。」
こら!そんな言い方では誤解されるだろう!!
「アイドルになった際のインタビューの練習だ。」
すぐさま説明をすると、神宮寺は納得した顔をして髪をかきあげた。
「それで好みのレディの話か。そういう話なら、是非俺も呼んでほしかったね。」
「みなさん、勉強熱心ですね。」
大半はお前の話だったのだが…
言うこともあるまい。
何も疑うことなく、笑っている。
また、胸が苦しくなった。
「そ…それだけではないぞ。何事にも真面目で一生懸命な女性など、素晴らしくはないか?」
「…ますますかなでちゃんですねぇ。」
「うん、綾瀬だね。」
「ぐっ…」
たしかに、否定はできん。
先程女性の笑顔の話をしたときすら、脳裏に綾瀬の笑顔が浮かんだのだ。
俺は女性をあまり知らない。
いつのまにか、俺の中の女性の基準は、綾瀬になってしまったのかもしれん…な。
パッと花が咲くような笑顔。
恥ずかしがりで内向的だが…淑やかで気配り上手という点で好意的になる。
それでいて真面目で一生懸命、音楽に関してはどん欲なまでに努力し、才能をどんどん伸ばしている。
少々抜けているところが、つい守ってやりたくなる。
趣味も合う。
「まあ、マサの好みはかなで…と。でもインタビューじゃ個人を特定できること言っちゃダメだよ?」
「違っ……いや、違わなくはない…が。」
「ふふ、真斗くんはかなでちゃんが大好きなんですねぇ。」
「実際…どこまでいってるのさ?」
「どこまで…など…どこにもいってはいない。恋愛は禁止だからな…」
「禁止じゃなかったら、付き合っちゃう?」
カァッと顔が熱くなる。
なんだ、この話の流れは…。
主旨がちがってきているぞ。
そうなりたいと願っている自分も否定はできんが。
「そ、それより他にないのか?インタビューでよく聞かれる定番というのは…」
「…あ、ごまかされた。まぁいいけど…そうだなぁ…好きな食べ物とか…初恋はいつとか?」
「初恋…また恋愛絡みか…どうもそういう類いのものは苦手だな…。」
「真斗くんは、初恋もかなでちゃんでしょう~?いいですねぇ!」
「マサの性格じゃ、なかなか隠しながら答えるのは大変そうだね…」
「いや、やるしかないだろう。」
何事にも全力を尽くす。
それが男だ。
好きな食べ物などは比較的答えやすい。
しかし恋愛や女性のこととなると…どうも苦手だ。
もっと研究し、精進せねば。
その、インタビューに関しても。
「女の子のことなら、かなでちゃんからいっぱい教わればいいんですよ。せっかくパートナーなんですから。」
「わぁ…なんかそれ、やらしい」
な、なにを考えているのだ一十木は……。
教わるとは、なにをだ…!!!!
「私がどうかした?」
!!!
いつのまに来たのか、にこにこしながら後ろに綾瀬が立っている。
どこから聞いていたのだ!!?
いやそれよりも、ここは男子寮………。
「どうしたのだ。こんなところまで…」
「あ、真斗くんに用があって来たんだけど…神宮寺さんが入れてくれて。」
「レディがドアの前で困っていたのでね。中にいれてあげたのさ。」
そ、そうか…驚いた。
ならば、先程までの話は聞かれていないのか?
それにしても、個人的な感情だが…そうやすやすと神宮寺に言われて部屋に入ってほしくはないものだ。
なにかがあってからでは遅い。
「集まって、何を話していたんだ?」
「女の子の好みの話だよ。」
こら!そんな言い方では誤解されるだろう!!
「アイドルになった際のインタビューの練習だ。」
すぐさま説明をすると、神宮寺は納得した顔をして髪をかきあげた。
「それで好みのレディの話か。そういう話なら、是非俺も呼んでほしかったね。」
「みなさん、勉強熱心ですね。」
大半はお前の話だったのだが…
言うこともあるまい。
何も疑うことなく、笑っている。
また、胸が苦しくなった。