(甘)未来計画
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「でもさすがだね。今日だけであんなに上手になって。」
「そうだな…。真衣には、今のうちから好きなことをしてもらいたいものだ…。すまなかったな、休みのときに。」
「ううん。私も真衣ちゃんが可愛いから。あ、真斗くんは、真衣ちゃんが生まれたのが遅かったんだっけ。」
「ああ、11歳の時だ。それまでは一人だった。だから真衣が生まれたときは嬉しかった……。今は、屋敷に真衣を一人にしているのが心苦しいな…。」
そうだよね…。
真衣ちゃんにとっても、たった一人のお兄さんだもんね…。
「じゃあ、寂しくないように、できるだけ一緒に遊んだらどうかな!そうしたら楽しみが増えるし!」
「そうだな。そうしよう。」
うん、真衣ちゃんは一人じゃない。
素敵なお兄さんがいる。
約束があれば寂しくない。
「その時は、お前も一緒にいてくれるか?」
「え?私?」
そうだ、と言いたげに、真斗くんは私を見た。
時々ならともかく…。
せっかくの兄妹の時間なのに…。
「邪魔じゃない?」
「そんなことはない。真衣もお前によくなついているしな。姉ができたようで嬉しいのだろう。」
それなら、嬉しいけど…。
私も真衣ちゃんみたいな妹は嬉しい。
ふと…
真斗くんの手が私の手に触れて、そのままギュッと握られた。
指と指が絡む…恋人繋ぎ。
見上げると、深い紺の瞳が優しく私を見つめる。
「いずれ、本当の姉妹になるのだからな。真衣には俺だけではなく姉もできて、お前も妹ができる。」
「本当の…って…」
え……?
言われた意味を瞬時には理解ができず、少しの間だけ沈黙が落ちた。
「俺はそのつもりでいるのだが…お前は違うのか?」
「え?……あ」
それは、私たちはいずれ…結婚する、ということで。
それを想像したら、一気に真っ赤になった。
そうなりたいとは、私も思ってるから。
このままずっと、真斗くんといられたら……。
「あ…そう…だね…姉妹に…そう、なるんだね…」
私と真衣ちゃんが、本当の姉妹に…
つまり、真斗くんと……と、いうわけで…ええと……
どう返したらいいのやら…。
恥ずかしくて返答に困る私に、真斗くんは焦れたのか…顔を覗きこまれた。
「お前は違うのか?そのつもりでは…」
「あの…違わない…けど…」
うう…うまく言えない…。
けど、ちゃんと伝えなきゃ…この気持ちを。
真斗くんに知ってもらいたいから。
「…そうなったら…嬉しい……よ?」
「…かな…」
どこかホッとしたような、そして嬉しそうに目を細めた顔が、近づいてくる。
右手は握ったまま、もう片方を頬に、そっと添えられて…。
恥ずかしさに耐えきれず、私は空いているほうの手で真斗くんを止めてしまった。
「そうだな…。真衣には、今のうちから好きなことをしてもらいたいものだ…。すまなかったな、休みのときに。」
「ううん。私も真衣ちゃんが可愛いから。あ、真斗くんは、真衣ちゃんが生まれたのが遅かったんだっけ。」
「ああ、11歳の時だ。それまでは一人だった。だから真衣が生まれたときは嬉しかった……。今は、屋敷に真衣を一人にしているのが心苦しいな…。」
そうだよね…。
真衣ちゃんにとっても、たった一人のお兄さんだもんね…。
「じゃあ、寂しくないように、できるだけ一緒に遊んだらどうかな!そうしたら楽しみが増えるし!」
「そうだな。そうしよう。」
うん、真衣ちゃんは一人じゃない。
素敵なお兄さんがいる。
約束があれば寂しくない。
「その時は、お前も一緒にいてくれるか?」
「え?私?」
そうだ、と言いたげに、真斗くんは私を見た。
時々ならともかく…。
せっかくの兄妹の時間なのに…。
「邪魔じゃない?」
「そんなことはない。真衣もお前によくなついているしな。姉ができたようで嬉しいのだろう。」
それなら、嬉しいけど…。
私も真衣ちゃんみたいな妹は嬉しい。
ふと…
真斗くんの手が私の手に触れて、そのままギュッと握られた。
指と指が絡む…恋人繋ぎ。
見上げると、深い紺の瞳が優しく私を見つめる。
「いずれ、本当の姉妹になるのだからな。真衣には俺だけではなく姉もできて、お前も妹ができる。」
「本当の…って…」
え……?
言われた意味を瞬時には理解ができず、少しの間だけ沈黙が落ちた。
「俺はそのつもりでいるのだが…お前は違うのか?」
「え?……あ」
それは、私たちはいずれ…結婚する、ということで。
それを想像したら、一気に真っ赤になった。
そうなりたいとは、私も思ってるから。
このままずっと、真斗くんといられたら……。
「あ…そう…だね…姉妹に…そう、なるんだね…」
私と真衣ちゃんが、本当の姉妹に…
つまり、真斗くんと……と、いうわけで…ええと……
どう返したらいいのやら…。
恥ずかしくて返答に困る私に、真斗くんは焦れたのか…顔を覗きこまれた。
「お前は違うのか?そのつもりでは…」
「あの…違わない…けど…」
うう…うまく言えない…。
けど、ちゃんと伝えなきゃ…この気持ちを。
真斗くんに知ってもらいたいから。
「…そうなったら…嬉しい……よ?」
「…かな…」
どこかホッとしたような、そして嬉しそうに目を細めた顔が、近づいてくる。
右手は握ったまま、もう片方を頬に、そっと添えられて…。
恥ずかしさに耐えきれず、私は空いているほうの手で真斗くんを止めてしまった。