一万打ヒット記念短編集
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无
『天使の誘惑』
身内で固められた艇内に、新しい風が吹いて…どのくらい経つだろう。
いつの間にか溶け込んで、すっかり私たちの仲間になった二人。
コンコンッ
「はーい?」
自室のドアがノックされて、返事をしながらドアを開けると、ドアの向こうには无ちゃんが立っていた。
「无ちゃん、どうしたの?」
「リイナちゃんとね、お話がしたくて!」
あたりを見回したけど、花礫くんも誰もいない。
「ひとり?」
「うん!」
にーっこり笑った笑顔に、思わず胸が…きゅううっとなる。
可愛い…可愛いーっ!!
抱き締めることができる與儀が羨ましい!!!
「どうぞ。お菓子でも食べる?」
「食べる!ありがとう。」
中に促してあげると、无ちゃんはタタタッと小走りで入り、ちょこんとソファに座った。
動物っぽい。そして可愛い。
天使がそこに…いる!!
无ちゃんと花礫くんの存在は間違いなく、私たちにとって支えで、癒しの存在になってきているのは確かだ。
「お話って、なにか用事でもあった?」
「えと…あのね…」
しまってあったクッキー缶を開けてテーブルに置きながら隣に座ると、もじもじしながら大きな瞳が私に向けられた。
その瞳が私に近づいてきたかと思うと…
頬に、チュッ…と无ちゃんの唇が当たった。
「な…无ちゃん!?」
なななな!!!
何故いきなりホッペに…キス!?
真っ赤になってしまった私に、无ちゃんはエヘヘ…と照れ笑いをした。
「あのね。俺、リイナちゃん大好き!」
「あ…ありがとう。」
大好き…がキスに繋がるなんて連鎖が、无ちゃんの中にあったのかと驚いた。
それも、彼の大好きはみんなへのものと同じだと、ずっと思っていたから。
ビックリしている私を、キョトン、とした顔で見つめてくる。
「あれ…?俺、なにか間違えた?」
「え?な、なにが?」
「大好きな人には唇をくっつけるって聞いたから。」
「…ちなみに、誰に聞いたの?それ…。」
「喰くん!」
……ああああの壱組の変態ーっ!!!
天使になんて俗なことを!!!!
「喰くんはツクモちゃんに、したいって言ってた。」
「そ…う」
まぁ叶わない夢だろうな…と、思うけど。
「俺はね、リイナちゃんに、したいなぁと思ったんだよ?」
「え?」
「みんな大好きだけど、リイナちゃんに、したいなって思ったんだよ。」
「无ちゃん…!!」
天使が笑ってる。
そっか。私を大好きって思ってくれたんだね。
「ありがとう。私も无ちゃんが大好きだよ。」
「本当!?」
うわぁい!
…って、飛び付くように抱きつかれ、再びキュンとした。
髪がふわっと当たってくすぐったい。
突然の温もりと感触に驚いたけど、そっと抱き締め返すと、またギュウッと抱き締められた。
「リイナちゃんといるとね、胸がドキドキして、ポカポカするんだ。」
「そう?」
「うん。だから、あのね…」
「うん?」
少し離れて、大きな、キレイな赤が私を映した。
桃色に染まってる、ふっくらしたホッペが可愛い。
「リイナちゃんの唇に、唇をくっつけてもいい?」
「…え!?」
「大好きな人には、そうやってあいじょーひょーげんをするんでしょ?」
あ…愛情…表現…?
「それも喰くんから聞いたの?」
「?うん。喰くんから色々教えてもらったよ。あいじょーひょーげんと、こいびと?がすること。」
……何を教えられたのか、怖くて聞けない。
こんな純粋無垢な少年に…なにを…!!!?
「リイナちゃんと、こいびと、なりたい!」
「意味…わかって、る?」
「大好きな人どうしが一緒にいることでしょ?」
「大幅には合ってるね…うん。」
えー…と
そもそもニジの生態がよくわからないんだけど。
動物にも相性はあれど…愛情という概念はあるのかな…。
個体が増えるということは、つがいになるということで。
ニジにも繁殖期とかあるのかな。あるよねたぶん。
あれ?それってまず恋人になるっていう段階が存在する…の?
(……嫌なこと考えちゃったな…)
天使を目の前にして。
だから、无ちゃんのくれる『大好き』や『恋人』は、ちゃんと人間でいう『恋人』に…当てはまるのかな…なんて…。
「こいびとはダメ…?」
「う…」
そんな、不安げな目で首をかしげないで…!
あざといんじゃなく、天然でやっているから怖い。
でも
元はニジでも…今は人間、なんだもんね。
「ありがとう。嬉しいよ。私も无ちゃんが大好き。」
「こいびと、なってくれる!?」
「ちょっとづつ、もうちょっとお互いに大好きになったらね?」
「うん!!」
純粋な天使のくれた大好きに、私はやられてしまいそうです。
でも…
「…これからは、喰くんに何か言われたら、まず私に言ってね…?」
「?うん、わかった。」
おわり
无ちゃん天使…そして難しいです。
『天使の誘惑』
身内で固められた艇内に、新しい風が吹いて…どのくらい経つだろう。
いつの間にか溶け込んで、すっかり私たちの仲間になった二人。
コンコンッ
「はーい?」
自室のドアがノックされて、返事をしながらドアを開けると、ドアの向こうには无ちゃんが立っていた。
「无ちゃん、どうしたの?」
「リイナちゃんとね、お話がしたくて!」
あたりを見回したけど、花礫くんも誰もいない。
「ひとり?」
「うん!」
にーっこり笑った笑顔に、思わず胸が…きゅううっとなる。
可愛い…可愛いーっ!!
抱き締めることができる與儀が羨ましい!!!
「どうぞ。お菓子でも食べる?」
「食べる!ありがとう。」
中に促してあげると、无ちゃんはタタタッと小走りで入り、ちょこんとソファに座った。
動物っぽい。そして可愛い。
天使がそこに…いる!!
无ちゃんと花礫くんの存在は間違いなく、私たちにとって支えで、癒しの存在になってきているのは確かだ。
「お話って、なにか用事でもあった?」
「えと…あのね…」
しまってあったクッキー缶を開けてテーブルに置きながら隣に座ると、もじもじしながら大きな瞳が私に向けられた。
その瞳が私に近づいてきたかと思うと…
頬に、チュッ…と无ちゃんの唇が当たった。
「な…无ちゃん!?」
なななな!!!
何故いきなりホッペに…キス!?
真っ赤になってしまった私に、无ちゃんはエヘヘ…と照れ笑いをした。
「あのね。俺、リイナちゃん大好き!」
「あ…ありがとう。」
大好き…がキスに繋がるなんて連鎖が、无ちゃんの中にあったのかと驚いた。
それも、彼の大好きはみんなへのものと同じだと、ずっと思っていたから。
ビックリしている私を、キョトン、とした顔で見つめてくる。
「あれ…?俺、なにか間違えた?」
「え?な、なにが?」
「大好きな人には唇をくっつけるって聞いたから。」
「…ちなみに、誰に聞いたの?それ…。」
「喰くん!」
……ああああの壱組の変態ーっ!!!
天使になんて俗なことを!!!!
「喰くんはツクモちゃんに、したいって言ってた。」
「そ…う」
まぁ叶わない夢だろうな…と、思うけど。
「俺はね、リイナちゃんに、したいなぁと思ったんだよ?」
「え?」
「みんな大好きだけど、リイナちゃんに、したいなって思ったんだよ。」
「无ちゃん…!!」
天使が笑ってる。
そっか。私を大好きって思ってくれたんだね。
「ありがとう。私も无ちゃんが大好きだよ。」
「本当!?」
うわぁい!
…って、飛び付くように抱きつかれ、再びキュンとした。
髪がふわっと当たってくすぐったい。
突然の温もりと感触に驚いたけど、そっと抱き締め返すと、またギュウッと抱き締められた。
「リイナちゃんといるとね、胸がドキドキして、ポカポカするんだ。」
「そう?」
「うん。だから、あのね…」
「うん?」
少し離れて、大きな、キレイな赤が私を映した。
桃色に染まってる、ふっくらしたホッペが可愛い。
「リイナちゃんの唇に、唇をくっつけてもいい?」
「…え!?」
「大好きな人には、そうやってあいじょーひょーげんをするんでしょ?」
あ…愛情…表現…?
「それも喰くんから聞いたの?」
「?うん。喰くんから色々教えてもらったよ。あいじょーひょーげんと、こいびと?がすること。」
……何を教えられたのか、怖くて聞けない。
こんな純粋無垢な少年に…なにを…!!!?
「リイナちゃんと、こいびと、なりたい!」
「意味…わかって、る?」
「大好きな人どうしが一緒にいることでしょ?」
「大幅には合ってるね…うん。」
えー…と
そもそもニジの生態がよくわからないんだけど。
動物にも相性はあれど…愛情という概念はあるのかな…。
個体が増えるということは、つがいになるということで。
ニジにも繁殖期とかあるのかな。あるよねたぶん。
あれ?それってまず恋人になるっていう段階が存在する…の?
(……嫌なこと考えちゃったな…)
天使を目の前にして。
だから、无ちゃんのくれる『大好き』や『恋人』は、ちゃんと人間でいう『恋人』に…当てはまるのかな…なんて…。
「こいびとはダメ…?」
「う…」
そんな、不安げな目で首をかしげないで…!
あざといんじゃなく、天然でやっているから怖い。
でも
元はニジでも…今は人間、なんだもんね。
「ありがとう。嬉しいよ。私も无ちゃんが大好き。」
「こいびと、なってくれる!?」
「ちょっとづつ、もうちょっとお互いに大好きになったらね?」
「うん!!」
純粋な天使のくれた大好きに、私はやられてしまいそうです。
でも…
「…これからは、喰くんに何か言われたら、まず私に言ってね…?」
「?うん、わかった。」
おわり
无ちゃん天使…そして難しいです。
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