黒歴史が塗り替えられる事もある 清田視点
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突然ガラッと音がして肩を揺らす。こんな時間に教室に来る奴がいるなんて思ってもいなかった。
「あ」
予想外の人物に驚く。そこにいたのは、今一番会いたくない人物だった。俺を振ってきた女、名前は確か…国井だったか?
「あっ…」
こいつも流石に意識してるのか、俺を見た瞬間硬直した。目と目が合い、思わず視線を逸らす。こんな気まずい状況になるなら、部活の奴らと一緒に帰ればよかった。数秒の沈黙後、女は「ハッ」と小さく言ってこちらに近づいてきた。
(なんでこっち来るんだよ‼︎)
変に勇気があるなこの女。俺だったら逃げるのに。そんなふうに考えていると俺の後ろの席をゴソゴソと漁り始めた。そうか、こいつ俺の後ろの席か。近づいて何かされるんじゃないかとか思った自分を恥じる。
チラリと女を見る。びっくりするくらいゆっくりと椅子を動かしている。椅子を引きずる特有の音が些細なほどしか聞こえてこない。
(何してんだこいつ)
思った途端、その行動が面白くなっていく。笑っているのが悟られないようにそっぽを向いて、口を手の甲で押さえる。気まずい雰囲気と、シンと静まった状況のせいで、尚更笑いが込み上げてきて、声を出さないように肩だけ振るわせた。
こいつの行動が気になり、なんか帰りづらくなった。どうしてくれるんだ、と思ったらまたなんか笑えてきた。疲れていてツボが浅くなってる気がする。
「あ、あの…」
後ろから声が聞こえた。笑っているのがバレたのだろうか。
「あ、なんだよ」
急に話しかけられて焦る。口元がニヤけないように意識させて、至って冷静を保った。女の方を見るとモジモジと気恥ずかしそうに下を向いていた。性懲りもなくそんな姿に可愛いとか思ってしまう。やっぱもろ好みだ。
「あ」
予想外の人物に驚く。そこにいたのは、今一番会いたくない人物だった。俺を振ってきた女、名前は確か…国井だったか?
「あっ…」
こいつも流石に意識してるのか、俺を見た瞬間硬直した。目と目が合い、思わず視線を逸らす。こんな気まずい状況になるなら、部活の奴らと一緒に帰ればよかった。数秒の沈黙後、女は「ハッ」と小さく言ってこちらに近づいてきた。
(なんでこっち来るんだよ‼︎)
変に勇気があるなこの女。俺だったら逃げるのに。そんなふうに考えていると俺の後ろの席をゴソゴソと漁り始めた。そうか、こいつ俺の後ろの席か。近づいて何かされるんじゃないかとか思った自分を恥じる。
チラリと女を見る。びっくりするくらいゆっくりと椅子を動かしている。椅子を引きずる特有の音が些細なほどしか聞こえてこない。
(何してんだこいつ)
思った途端、その行動が面白くなっていく。笑っているのが悟られないようにそっぽを向いて、口を手の甲で押さえる。気まずい雰囲気と、シンと静まった状況のせいで、尚更笑いが込み上げてきて、声を出さないように肩だけ振るわせた。
こいつの行動が気になり、なんか帰りづらくなった。どうしてくれるんだ、と思ったらまたなんか笑えてきた。疲れていてツボが浅くなってる気がする。
「あ、あの…」
後ろから声が聞こえた。笑っているのがバレたのだろうか。
「あ、なんだよ」
急に話しかけられて焦る。口元がニヤけないように意識させて、至って冷静を保った。女の方を見るとモジモジと気恥ずかしそうに下を向いていた。性懲りもなくそんな姿に可愛いとか思ってしまう。やっぱもろ好みだ。