スコッチと一緒
名前を入力してね!
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
目が覚めると知らない天井…ではなく綺麗な青から緑のグラデーションがかかった大きな瞳と目が合った
ス「!?」
?「わぁーー!?!?」
声の主は女の子で扉を開ける音がした後走り去る音も聞こえた所驚いて逃げた…という推理が正しいだろう
スコッチはゆっくり起き上がる
ス(外傷はなし。血を吐く気配もない…ちゃんと手当されたらしいな)
体に痛いところはないかゆっくりと確かめる
?「あ!本当に起きてるね!お水貰ってきて」
?「フフ…突然発砲してきたりして…スリル〜」
?「もう!入る時に検査してるんだからそんなことあるわけないじゃない!」
早く行ってきて!とメガネをかけた男の子が顔色の悪い子に話しかけていた
?「えっと、おはようございます!スコッチさん!私は猪名寺乱太郎です!乱太郎って呼んでください!」
メガネをかけた目の前の乱太郎はニコニコ笑う
ス「あぁ。早速だがここは?」
乱「ここは医務室です!」
ス「病院じゃないのか?」
乱「はい!」
?「乱太郎〜持ってきたよ〜」
乱「伏木蔵!ありがとう!」
先程の顔色の悪い彼は伏木蔵というらしい
伏「はいどうぞ!少し塩が入ってます」
ス「ありがとう」
伏木蔵から渡された水を飲む
カラカラだった喉が潤される
伏「僕は鶴町伏木蔵です〜検査し終わったあと移動するので覚えておいてくださいね〜」
ス「わかった」
?「あー!起きてる!良かった!尾浜を呼んで学園長の所に」
?「うん」
誰かが誰かにそう言って誰かが走り去った
ス(返事の声と走る音的にさっきの女の子か…)
?「おはようございますスコッチさん」
ス「君は…確か伊作…と呼ばれていた子か?」
伊「そうです。聞いていたみたいですね」
伊作はふわりと笑う
ス「あぁバッチリと。俺を背負っていたのが小平太。君は不運で俺に撃ち込むはずだった毒より強い毒を撃ち込んでしまった…」
だっけか?とスコッチは呆れる
伊「いや、あの、本当にすみません…」
乱「仕方ないんです!私たちは不運委員会なんですっ!!」
伏「その中で委員長の伊作先輩の不運は僕達の倍なんです〜すごくスリル〜」
ス「解毒されてるみたいだし気にするな」
スコッチは苦笑いを浮かべる
不運じゃくて厄なんでは…とは言わないことにした
伊「本当にすみません…じゃぁ検査させてくださいね!」
一通り検査をして特に異常が無いようと確認した伊作は服を渡す
伊「これに着替えて下さいね!」
着替え終わったら言ってくださいねとカーテンを閉められる
ス(移動するのか…さっき学園長の所とか言ってたな…そこに行くのか)
着替え終わったスコッチは終わったと言いながらカーテンを開けた
伊「終わりましたか!じゃ案内しますね!」
進む伊作にスコッチは付いて行く
ス「他の二人は?」
伊「ご飯の用意をしに行きましたよ」
スコッチさん3日間眠ってたのでお粥を…と言われた
ス「3日か〜そりゃ喉もカラカラな訳か」
伊「あまり驚かれないんですね?」
ス「まぁ慣れっこだからな…」
そうですよねと伊作返す
伊「着きました。ここです。中に学園長先生が居ます。僕もそばに居ますが話には参加しません」
ス「わかった」