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『ハヤ‥‥テッ』
『どうしましたか‥‥‥?』
ナナシは重なるハヤテの体に腕を回した。
『お願いっ‥‥‥もう‥‥っ』
下半身で1つに繋がる2人。
達したくても彼がそうしてくれなくて、ただ目を潤ませ訴えるように声を絞る。
体中が敏感になって。
秘部は疼いて仕方ない。
欲しいモノはナカにあるのに。
『さて、どうしましょうか』
ハヤテはゆっくりと攻め上げながらナナシの表情を伺う。
虚ろんだ目を時折閉じて、辛そうに眉を寄せ、耐えるように早い呼吸をする。
その不意をついて強く押し上げると、切なげな声を洩らししがみついてきた。
『ハヤテ‥‥‥ッ‥ァン!』
『もうしばらく‥‥‥その顔を見ていたいので』
“ダメですよ”と呟くと、懇願する表情が切なげに歪む。
まるでそれを楽しんでいるかのようにハヤテは、吐息混じりの声をあげる唇を塞いだ。
任務を終えた4人1組の小隊が宿に着いたのは、陽もとっぷり暮れた頃。
部屋にはナナシとハヤテの2人きり。
仲間2人はは休息もそこそこに、夜の繁華街へと繰り出していた。
もしかしたら恋人同士のこの2人に気を使ったのかもしれない。
そうして残されてしまったハヤテとナナシ。
ふすまで仕切れる部屋を借り、ナナシひとりと残りの男3人に部屋割りをした訳だが、互いにひとりでいてもつまらない。
ということで、彼女のいる部屋で一緒に過ごしていた。
『せっかく一緒にいるんですし、私たちも何処か出掛けますか?』
『疲れてないの?』
『疲れよりも、たまの2人きりを楽しみたいんですよ』
任務中の険しい表情とは一変して、穏やかな笑みを向けられる。
そう言われると嬉しくて自然と笑顔を返していた。
『んー、出掛けるのはやめようかなぁ。2人に会ったら冷やかされそうだし、せっかく温泉で温まったのに湯冷めしちゃう』
『それもそうですね。では‥‥‥』
“コレでゲームでもしますか?”
と、ハヤテは手にした絵札の束をナナシに見せた。
『ゲーム?』
『そこに置いてあったのですが、暇潰しにはなるでしょう』
『2人でゲームかぁ。‥‥‥ねぇ、ただやってもつまらないからさぁ』
と、彼女の提案で、負けた方が勝った方の言う事をひとつ聞くという罰ゲームをする事になった。
『勝ったら何してもらおっかなー』
『随分と強気ですね。負けた時の事は考えないんですか?』
『負けなきゃいいんでしょ?それに記憶力は悪くないもん』
そうして始まった神経衰弱。
意気揚々と挑んだナナシだが、果たして結果は?
※※※※※※※※※
『私の勝ちみたいですね』
『ハヤテ強すぎ!』
『‥‥‥そうですね』
勝ちを当たり前のように言うから、ちょっと納得いかない。
『イカサマしたでしょ!』
根拠のない言いがかりをつけるもハヤテは動じない。
『元々ここに置いてあったカードにどうやって細工をするんですか?』
『それは‥‥‥』
言われてみればそうだが、どこか愉しげな笑みが釈然としない。
元々あった物と言うが、気付いた時には既にハヤテが持っていた。
このカード、実はもう一組同じものを持っていてそれをどこかに隠していて‥‥‥などなど。
疑いだしたら止まらない。
『納得いかない様子ですね。それなら好きなだけ調べて結構ですよ。それで気が済むでしょう?』
『隠してたりイカサマがわかったら私の勝ちだからね!』
『えぇ、勿論です』
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