パニックルーム
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カカシ率いる7班。
本日はだだっ広い屋敷にいた。
『屋敷の中で落としたみたいなんです』
今回の依頼人が説明する探し物は。
『『『指輪!?』』』
ハモったセリフと共に下忍らに嫌な汗が伝う。
(あんなちっちゃいモン、この広いトコから…って!無理無理!絶対無理だってば!!)
(ありえないわ。ざっと外観見たけど視界に入りきらなかったのよ?部屋数いくつあるのよ!!)
(チィッ!いちいち依頼してねーで使用人使って探せばいいだろ)
ゴニョゴニョと依頼人に聞こえないよう円陣を組み、作戦会議のような愚痴を炸裂させる。
何もしてないが3人共すでに疲れた顔だ。
『すごく大事な指輪なの。だからお願いします』
キラリと依頼人の瞳に涙が光る。
と、
『任せて下さい』
すかさず彼女の手を取り見下ろしたカカシ。
『お前等、死ぬ気で探すんだぞ!』
キリリとした表情を向けられ、3人は思わず引いてしまったが彼は一応上司。
ここは黙って了解。
『‥‥‥わかったから離れろ』
ビシンッとサスケが2人の間にチョップでつっこむ。
手をはたかれ、離れたカカシはちょっとつまらなそうな顔。
『って、カカシ先生も探すんでしょうね。3人しかいないのにこの広さじゃ時間がいくらあっても足りないわよ!』
『まぁまぁ、サクラ落ち着いて。勿論、俺も探すから。あと指輪が見つかっても今日は泊めてくれるって言うし‥‥‥』
“ですよね?”と、カカシが確認のように目配せすると依頼人は笑顔で頷いた。
サクラは宿泊と聞いて考える。
こんな屋敷に泊まれるのだ。
美味しいもの有り!
広い風呂有り!
何よりサスケと一つ屋根の下!(その他もいるが関係ない)
『先生、私、死ぬ気で探すわ!』
『あ、あぁ。頼んだぞ』
“やるわよー!”と、指輪探しに内なるサクラが燃えだした。
こうして、探す方法や集合時間など一通りをカカシは指示すると、早速任務開始となったのだった。
“散”
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