THANK YOU FOR YOUR LOVE♡
僕が初めて選んだ君へのプレゼント(牧ver.)
牧さんと付き合い始めてひと月くらいになる。今までは外や私の家で会うことが多かったが、なんと今日は初めて牧さんの家で会うことになったのだ。
牧さんが生活している場所…そう考えただけでテンションは爆上がりで、それと同時に緊張もしまくっていた。だから駅まで迎えに来てくれた牧さんと家までの道で何を話したのか全く覚えていなかった。
「ここだ。さぁ上がってくれ」
気付けば牧さんが玄関のドアを開けていて、私は中に入るように促されていた。
『お、お邪魔します…』
声を振り絞り一歩入ると、もう牧さんのにおいがして頭がクラクラしてしまった。この空間で正気を保っていられるのだろうか…。
「スリッパ、これな」
牧さんが指さしたのは明らかに女性用の可愛らしいスリッパだった。他にもお客さん用らしき物はあるのに…。こ、これって…。
『も、もしかして私のを用意してくれたんですか…?』
思い切ってそう聞くと、牧さんは頬を少し赤くしながら答えた。
「…ああ。よく分かったなぁ」
わざわざ買いに行ってくれたってことだよね…?私のために選んでくれたってことだよね…?
そう思うと胸の奥から何かがこみ上げてきて、私は思わず牧さんに抱きついてしまった。
『ありがとうございます…!すっっっごく嬉しいっ!!』
すると突然身体が宙に浮いた。牧さんが私を抱え、家の中に入って行った。
『えっ…ちょ…牧さん?!』
「可愛すぎるお前が悪いんだぞ?」
『ま、待って!スリッパ忘れてるっ…!』
「これからいつでも履けるんだから良いだろう?それより今は…」
その後、言葉を返す間も無く唇を塞がれてしまった。
途中、玄関に並ぶ二つのスリッパを見て高ぶってしまったのは牧さんにはナイショだ。
〝これからはいつでも〟
だもんね。
おわり
牧さんと付き合い始めてひと月くらいになる。今までは外や私の家で会うことが多かったが、なんと今日は初めて牧さんの家で会うことになったのだ。
牧さんが生活している場所…そう考えただけでテンションは爆上がりで、それと同時に緊張もしまくっていた。だから駅まで迎えに来てくれた牧さんと家までの道で何を話したのか全く覚えていなかった。
「ここだ。さぁ上がってくれ」
気付けば牧さんが玄関のドアを開けていて、私は中に入るように促されていた。
『お、お邪魔します…』
声を振り絞り一歩入ると、もう牧さんのにおいがして頭がクラクラしてしまった。この空間で正気を保っていられるのだろうか…。
「スリッパ、これな」
牧さんが指さしたのは明らかに女性用の可愛らしいスリッパだった。他にもお客さん用らしき物はあるのに…。こ、これって…。
『も、もしかして私のを用意してくれたんですか…?』
思い切ってそう聞くと、牧さんは頬を少し赤くしながら答えた。
「…ああ。よく分かったなぁ」
わざわざ買いに行ってくれたってことだよね…?私のために選んでくれたってことだよね…?
そう思うと胸の奥から何かがこみ上げてきて、私は思わず牧さんに抱きついてしまった。
『ありがとうございます…!すっっっごく嬉しいっ!!』
すると突然身体が宙に浮いた。牧さんが私を抱え、家の中に入って行った。
『えっ…ちょ…牧さん?!』
「可愛すぎるお前が悪いんだぞ?」
『ま、待って!スリッパ忘れてるっ…!』
「これからいつでも履けるんだから良いだろう?それより今は…」
その後、言葉を返す間も無く唇を塞がれてしまった。
途中、玄関に並ぶ二つのスリッパを見て高ぶってしまったのは牧さんにはナイショだ。
〝これからはいつでも〟
だもんね。
おわり