シャツが乾くまで
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1つ年上の名前さんと付き合い始めて3ヶ月が経った。
部活のことで伝言をしに神さんのクラスに行った時、キョロキョロしていた俺に声を掛けてくれたのが名前さんだった。
一目惚れだった。
そこから猛アタックしまくって、ようやくOKを貰うことが出来た。彼女になっても名前さんは、年上ということもあってかあまり甘えたりはしてくれない。そういう俺も、男だからしっかりしなければ、と思い空回りしてしまうことも多い。それでも名前さんは笑って許してくれた。その笑顔が俺だけに向けられているものだと思うと、もう何も要らないと思えるくらい満たされてしまう。俺たちは俺たちのペースで関係を深めて行けば良い。そう思いながら、今日も名前さんと一緒に登校するために待ち合わせ場所に向かう。
『おはよう、信長くん』
「おはようございますっ!」
俺の名前を呼ぶ声はどんな歌姫よりも綺麗で、その時の微笑みもどんな女優よりも綺麗だと俺は思う。
「そうだ、今日は久しぶりに部活がオフなんスよ。一緒に帰りませんか?」
『え、ホントに?じゃあカラオケに行こうよ。信長くんの歌、また聴きたいな』
「良いっスね!行きましょう!あー、早く放課後になんねーかな」
名前さんは俺を見てクスクスと笑っている。
『ホント可愛いね。こっちまで嬉しくなっちゃう』
「その言葉、そのまま返しますよ」
『ふふっ…信長くんには負けるよぉ』
朝からこんなに幸せな時間を味わえるなんて…やっぱり日頃の行いが良いからだな!!朝からテンションが高く、その日の授業はいつも以上に頭に入らなかった。
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