言葉は儚い
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私は楓に背中を向けてキッチンの方へ歩きすと、楓が私の名前を呼んだ。
「名前」
振り返ると、チョイチョイと手招きをしている。近付くと座るように促された。そして肩からふわりと包み込むように抱き締められた。
「…行きたくねぇ」
そう言い終えた楓は、抱き締める力を強めた。あぁ、楓も同じ気持ちなんだなと思うと、優しい気持ちでいっぱいになる。
『でも、大好きなバスケができるんだよ?』
「それとこれは別」
楓は私の首筋にキスを落とした。唇が優しくてビクリと反応してしまう。楓はトップスを脱がし、ブラだけになった上半身に次々とキスを落としてゆく。
チュッ…チュッ…と繰り返しリップ音が部屋に響く。
背中に唇が這うと、もう声を出さずにはいられなかった。
『…っ…か、えで……んっ…どうしたのっ?』
「明日から暫く会えないから…」
少し興奮してきたのか、唇が触れるだけでなく、チュウッと吸うようになっていった。
「…痕ついた」
『えっ…!見えないトコにしてね…?』
何気なく言ったこの言葉が、楓のスイッチを入れてしまったらしく、そこから構わず痕をつけていった。
ブラをズラされ、先端に近いところも音を立てて吸われる。でも肝心な所は指も触れない。
焦らされることがこんなにも苦しくて、こんなにもいやらしいだなんて知らなかった。
私はもう、欲しくて欲しくて堪らなかった。
『あっ…楓ぇ…もう…シてぇ…?』
「まだダメ」
『な、んで…?』
「俺は言葉にするの下手だから…想いの分、印つけねーと…」
そういうことか、と思ったが言葉なんていらなかった。日々の生活で充分過ぎるくらい、楓に愛されていることを実感できているから。
『言葉にしなくても、ちゃんと…伝わってるよ?』
そう言うと、楓の中の何かがプチンと切れたようで、ガバーッと上に乗っかってきた。
その後どうなったかは、言うまでもないのだけれど…。
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