今日、名前は長女を連れて友だちの家に来ている。赤ちゃんが産まれたため、顔を見がてらお祝いを持ってきたのだ。


『うわぁ〜！小っさ〜！足の指、ちゃんと5本ずつついてるなぁ。かわいい〜』


まだ産まれて1ヶ月の赤ちゃんは物凄く小さくて、連れて来た長女が巨大に見える。


「あかちゃん、ちっさ〜」

「ちっさいやろ〜。アンタもこの前産まれたと思ったら、もうすっかりお姉ちゃんやなぁ」


長女と友だちがキャッキャと赤ちゃんを見ている。その横顔も、目を細める微笑みもやっぱり南に似ている。見ていると、何となく長女が産まれた日のことを思い出した。






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