あの勝利がくれたもの
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牧さんたちの引退から数日経った。牧さんの〝彼女〟になった私は、今日も海南バスケ部のマネージャーとして勤しんでいる。新チームにも少し慣れてきた頃、監督が皆を集め、ミーティングを開くと言い出した。全員集まったことを確認し、監督を呼びに行こうとすると体育館のドアがガラリと開いた。立っていたのは監督と、牧さん、高砂さんだった。
「牧さん!高砂さん!どうしたんスか?」
清田がすぐに反応する。相変わらず牧さんが好きなんだなと思ったのと、たった数日しか経っていないのに、この光景が既に懐かしい。
牧さんは私を見ると、目を細めた。その表情に私はドキドキしてしまう。
「イチャつくのは、体育館の外でお願いしますよ、牧さん」
『ちょっ…神!何言ってんのよっ!』
「あぁ、スマン。名前のマネージャー姿を久しぶりに見たもんでな」
『牧さんも!否定して下さいよっ!』
「仲良くやってるみたいですね」
「神もキャプテンらしくなったなぁ」
オホン!と監督の咳払いでその場は静まった。
「えー、今年も国体の選抜選手がうちから選ばれたんだ。牧、高砂、神、清田だ。それと名字はマネージャーとして選ばれとるからな。しっかり頼むぞ」
監督の突然の発表に、全員が歓喜の声を上げた。特に喜んでいるのは、清田だった。
「また牧さんと高砂さんとバスケできるんスね!嬉しいっス!」
「清田、1年で選ばれるなんて凄いことだぞ。頑張れよ」
「監督、他校は誰が選ばれてるんですか?」
「ん?あぁ…名簿を渡しておく」
監督は私に名簿を手渡した。そこに書かれていたのは錚々たる面々だった。
海南大附属:牧紳一、高砂一馬、神宗一郎、清田信長、名字 名前(マネージャー)
湘北:赤木剛憲、三井寿、宮城リョータ、桜木花道、流川楓
陵南:仙道彰、福田吉兆
翔陽:藤真健司、花形透、長谷川一志
「陵南の魚住さんが入ってないですね」
「赤木、花形、高砂でセンターは3人いるからな」
「湘北はスタメン全員じゃないっスか!」
『やっぱり、山王に勝ったことが大きいかもね』
ここに来てもなお、あの勝利が色んな人の心を動かしていたんだということに気付かされた。
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「牧さん!高砂さん!どうしたんスか?」
清田がすぐに反応する。相変わらず牧さんが好きなんだなと思ったのと、たった数日しか経っていないのに、この光景が既に懐かしい。
牧さんは私を見ると、目を細めた。その表情に私はドキドキしてしまう。
「イチャつくのは、体育館の外でお願いしますよ、牧さん」
『ちょっ…神!何言ってんのよっ!』
「あぁ、スマン。名前のマネージャー姿を久しぶりに見たもんでな」
『牧さんも!否定して下さいよっ!』
「仲良くやってるみたいですね」
「神もキャプテンらしくなったなぁ」
オホン!と監督の咳払いでその場は静まった。
「えー、今年も国体の選抜選手がうちから選ばれたんだ。牧、高砂、神、清田だ。それと名字はマネージャーとして選ばれとるからな。しっかり頼むぞ」
監督の突然の発表に、全員が歓喜の声を上げた。特に喜んでいるのは、清田だった。
「また牧さんと高砂さんとバスケできるんスね!嬉しいっス!」
「清田、1年で選ばれるなんて凄いことだぞ。頑張れよ」
「監督、他校は誰が選ばれてるんですか?」
「ん?あぁ…名簿を渡しておく」
監督は私に名簿を手渡した。そこに書かれていたのは錚々たる面々だった。
海南大附属:牧紳一、高砂一馬、神宗一郎、清田信長、名字 名前(マネージャー)
湘北:赤木剛憲、三井寿、宮城リョータ、桜木花道、流川楓
陵南:仙道彰、福田吉兆
翔陽:藤真健司、花形透、長谷川一志
「陵南の魚住さんが入ってないですね」
「赤木、花形、高砂でセンターは3人いるからな」
「湘北はスタメン全員じゃないっスか!」
『やっぱり、山王に勝ったことが大きいかもね』
ここに来てもなお、あの勝利が色んな人の心を動かしていたんだということに気付かされた。
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