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『じゃあ早速飲んでみよう!はい、カンパーイ!』
「プッ…何に乾杯してんだよ」
『えーっと…2人の愛…とか?うわ!待った!やっぱ店長の優しさにしよう!!』
「全然違うじゃねーか。ほら、飲むぞ」
2人はプラスチック部分を咥え、チューチューとゼリーを吸う。
「…なんか体動かした後じゃねーと、有り難みが分かんねーな」
三井はゼリーを口から離し、名前に視線を向けた。そしてその姿にギョッとする。愛しい彼女が大事そうにゼリーを両手で持ち、口を少し尖らせて真剣にゼリーを吸っている。そして三井の視線に気付き、チュパッと音を立てて口を離す。
『うーん…普段スポーツ飲料飲まないから、何とも言えないなぁ…』
店長の為にと真面目に感想を考えていると、突然、三井が名前の腕を掴んだ。
『えっ…な、何?』
「お前…エロ過ぎ…」
『はぁ?な、何考えてんの?!』
何を意味するのか察した名前は、一気に顔が赤くなる。
「なぁ…」
三井は甘く優しい声で名前の手を取り、自分のモノに当てがった。硬度が増したソレに触れた瞬間、自分で触れさせたくせにビクリと反応してしまう三井を見て名前のスイッチが入ってしまう。
『もう…エッチなんだから…』
チャックを下ろす独特な音が、小さな部屋に響いた。
結局、口だけで満足できずに三井は名前を抱いた。ベッド下の床にはバッシュの紐が入ったチエコスポーツのショップバックと、コンドームの外袋が落ちている。三井の腕の中から見えるそれらが、マヌケで愛おしいと名前は思った。
「喉渇いた…何か飲み物…」
『あ!今こそゼリーを飲むチャンスじゃない?』
2人は先程の飲みかけを、再び口にする。
「…美味っ」 『おいしっ!』
同時に言葉を発したのが可笑しくて、顔を見合わせて笑った。
『ゼリーだから飲みやすいし、これ、良いかもね。部活でも取り入れて貰えば?』
「……いや、いい」
『何でよ』
「部活中にお前のエロい顔思い出したら、どーすんだよ」
目線を逸らし、頬を赤らめながら三井は言った。その表情があまりにも愛おしくて、名前は三井に抱きつく。
『寿ってさ、私のことめちゃくちゃ好きだよね』
「…悪いかよ」
『悪くない!凄く良い!!』
この言葉で、三井の胸の鼓動が速くなったことに名前は気付いた。そして次の瞬間再び押し倒され、後々もっとゼリー飲料を貰えば良かったと思うのであった。
(あ!いらっしゃい!ゼリーどうだった?)
(あ、えーっと……)
(激しく動いた後でも飲みやすくて良かったっす)
(ちょ…何言って…)
(??まぁ、気に入って貰えたなら良かった)
おわり
あとがき→
