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休日
名前は彼氏の三井とチエコスポーツに来ていた。バッシュの紐を新調するらしい。
「やっぱ無難に白が良いかな」
『たまには違う色にしてみたら?思い切って遠くからでも分かるように、ピンクとか!』
「バカ!いくらなんでもそれはねぇだろ」
三井は名前のおでこにピシッとデコピンをした。割と本気で。
『いったぁぁぁ…!もう!何すんの!おでこに穴空いちゃうよ!』
「空かねぇよ、バカ」
『バカって言い過ぎ!』
「うるせぇ!静かにしろよ!」
ギャーギャーと騒ぐ2人の肩にポンッと手が乗せられた。ハッとして振り返ると、その手はチエコスポーツのあの店長の物であり、ニコニコと2人を見ている。
「仲良いねぇ〜、2人」
『す、すみません…騒いでしまって』
「いや、今誰もいないからいいよ。それよりさ、いつも来てくれるし、今日は良いモノあげるよ」
店長はレジのカウンターからガサゴソと何かを出し、2人の前に差し出した。
「…ゼリー飲料?」
「いつも湘北のマネージャーさんが買ってくスポーツドリンクのゼリータイプが出るんだ。今サンプル配布中だからさ、今度感想聞かせてよ」
親切にも袋に入れて貰い、2人はそれを受け取った。バッシュの紐は結局黒に決め、2人は店を後にした。
『あの店長、いつもホント良くしてくれるよね』
「なんか湘北だって言っただけで妙に嬉しそうだったからな。赤木や木暮も来てるらしいし」
『じゃあこのゼリー飲料の感想、しっかり伝えないとね!寿んちに行ったら飲んでみようよ』
珍しく言い合いにならず、2人は仲良く三井の家に向かった。
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