カフェモカなんてジョノクチ
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「藤真先輩が監督やったら良いじゃないですか」
彼女のこの言葉が、俺の生活を一変させた。
3年になった時、顧問の先生はいたものの、監督不在という事態になった。何度も学校側に掛け合ったが、なかなか人材が見つからないの一点張りだった。全員で集まり何度もミーティングをしたが、結局俺たちの力だけでどうにかなることではなかった。
その時、マネージャーの名前が言った言葉で急速に事が進んだ。
いないなら、自分たちでやれば良い。何故そこに気付けなかったのだろう。この時から、俺たちのチームワークはより深くなっていった気がする。
俺たちは冬の選抜に神奈川代表として出場した。インターハイに出られなかったのは悔しかったが、その分このメンバーと長くバスケをできたことが素直に嬉しいし、感謝している。
そして一番感謝をしている人物が今、俺の隣りを歩いている。
『藤真先輩と2人で帰ってるとこ、ファンの子たちに見られたら大変ですね。顔隠しておこ』
そう言ってタータンチェックのマフラーをぐるぐる巻きにして、名前は寒そうにしている。
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