幸せのオーバーフロー
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(ついにこの時が来た…)
ぱこは次男が幼稚園から貰ってきたプリントをジーッと見ている。〝保護者会開催のお知らせ〟だった。その中でも〝新任役員の選出〟が何よりのメインイベントだ。
長男と次男が在籍していた時は妊娠していたこともあり、周りのフォローによって回避できていた。しかし今年は次男が年長で末の長女も大きくなったため、やらざるを得ない気がしてならなかった。
(まあ数年お世話になってるんやし、もしそうなったら、やるか…)
少し気が重かったが、ぱこは心の中で小さな決意をしたのだった。
保護者会当日
『ほな、ちょっと行ってくるわ。ええ子にしときや』
「おとうちゃん、おへんじは?」
「えっ…あ、ハイ…(俺がええ子にするんかい…)」
長女を南に預け、ぱこは幼稚園に向かった。会場に入ると、既にもうほとんど人が集まっていたが誰が誰の保護者なのか分からない。実は長男の同級生の親たちとはよく話すが、次男の同級生の親とはあまり面識がなかった。
時間に間に合って来ているはずなのに、何故か視線が痛い。
(何やろう…こ、怖い…)
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