スーパースターにムーンスマイルを!
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多目的室を借りられる時間が決まっていたため、まだまだ続けたかったパーティはお開きになった。鞄を取りに戻るため、名前は教室へと向かっていた。
(諸星先輩にバレて無かったよね…?上手くできて良かった…)
心の中でガッツポーズを決めながら、ゆっくりと歩いていた。すると前方に諸星の姿を見つけた。
『先輩、皆と帰ったんじゃ…?』
「ん…あぁ…ちょっと、名前と話したくてさ」
パーティの時のリアクションもそうだが、諸星の様子がいつもと違う。
(ま、まさか…先輩もサプライズを用意してる…とか?)
ハッピー思考の持ち主である名前は、咄嗟にこんなことを思った。しかしサプライズに気付いたことを悟られまいと、唇をギュッと噛みしめ、諸星からの次の言葉を待った。
「俺さ、さっき名前に呼ばれた時すげぇドキドキしたんだよ。何も言わずに人気の無い方に行くし、立ち止まった部屋に電気は点いて無いし……告白されるかと思った。だから部屋の中にアイツらがいて、正直ガッカリしちまったんだ」
『えっ…!あ、あれはサプライズに気付かれないように緊張してて…』
名前は焦った。サプライズどころか、これは告白される流れなんじゃないか…と。
「でも良かったよ。俺からちゃんと告白したかったから……名前、好きだ!」
『諸星先輩…サプライズ下手くそですね…』
「えっ…サプライズ…?」
残念そうな表情の名前を見て、諸星はフラれる…と思った。しかし次に名前が、満面の笑みで口を開く。
『でも先輩のそういうところ、大好きです!』
諸星は完全ノックアウトされた。
こんな素敵な女の子が自分のために笑ってくれている現実に、目眩がしそうだった。そして、告白の時に言おうと考え抜いた決めセリフを口にする。
「お、俺は名前だけのスーパースターになるから…!」
名前は目をまんまるに開き、口元はニッコリと最大限上がっている。
『ふふ…黄色い声援なら、任せて下さい!』
名前の笑顔は星を見守る月のように、明るく、美しかった。
あまりに可愛らしいその返答に、諸星の目頭は少し熱くなったのだった。
スーパースターにムーンスマイルを!
ずっとお互いを照らし合う関係でいようね、先輩。
おわり
あとがき→
(諸星先輩にバレて無かったよね…?上手くできて良かった…)
心の中でガッツポーズを決めながら、ゆっくりと歩いていた。すると前方に諸星の姿を見つけた。
『先輩、皆と帰ったんじゃ…?』
「ん…あぁ…ちょっと、名前と話したくてさ」
パーティの時のリアクションもそうだが、諸星の様子がいつもと違う。
(ま、まさか…先輩もサプライズを用意してる…とか?)
ハッピー思考の持ち主である名前は、咄嗟にこんなことを思った。しかしサプライズに気付いたことを悟られまいと、唇をギュッと噛みしめ、諸星からの次の言葉を待った。
「俺さ、さっき名前に呼ばれた時すげぇドキドキしたんだよ。何も言わずに人気の無い方に行くし、立ち止まった部屋に電気は点いて無いし……告白されるかと思った。だから部屋の中にアイツらがいて、正直ガッカリしちまったんだ」
『えっ…!あ、あれはサプライズに気付かれないように緊張してて…』
名前は焦った。サプライズどころか、これは告白される流れなんじゃないか…と。
「でも良かったよ。俺からちゃんと告白したかったから……名前、好きだ!」
『諸星先輩…サプライズ下手くそですね…』
「えっ…サプライズ…?」
残念そうな表情の名前を見て、諸星はフラれる…と思った。しかし次に名前が、満面の笑みで口を開く。
『でも先輩のそういうところ、大好きです!』
諸星は完全ノックアウトされた。
こんな素敵な女の子が自分のために笑ってくれている現実に、目眩がしそうだった。そして、告白の時に言おうと考え抜いた決めセリフを口にする。
「お、俺は名前だけのスーパースターになるから…!」
名前は目をまんまるに開き、口元はニッコリと最大限上がっている。
『ふふ…黄色い声援なら、任せて下さい!』
名前の笑顔は星を見守る月のように、明るく、美しかった。
あまりに可愛らしいその返答に、諸星の目頭は少し熱くなったのだった。
スーパースターにムーンスマイルを!
ずっとお互いを照らし合う関係でいようね、先輩。
おわり
あとがき→