Lifelong Medicine
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
おまけ
次男を幼稚園に迎えに行き、そのまま花屋へ向かう途中、ちょうど長男も帰って来た。
『おかえり。お父ちゃん風邪引いて寝とるから、花屋のおばちゃんが遊んでくれんねんて。行くやろ?』
「お父ちゃん、そこにおるで?」
見ると南が涼しい顔をして、店の前を掃除していた。そこに花屋の奥さんと長女が現れた。
「そろそろ幼稚園から来る頃か思って見に来てん。あれ、烈さん、もう具合ええの?」
「どうもお世話になってすんません。薬飲んだら、すぐ良うなりました」
「さすが薬局やな。ええ薬なんちゃうの?それ今度うちにも譲ってや〜」
「あ〜、俺しか飲まれへん特別なやつなんですわ…」
花屋の奥さんは、よく分からなかったようで愛想笑いをしていた。
「あれ、お母さん、ほっぺ赤いで?風邪うつったんちゃう?」
全員の視線が名前に注がれる。
『……そうかもしれへん。お父ちゃんに特別な薬出して貰わな…』
愛する妻の少女のような一面を見て、南が先程までの光景を少しだけ思い出したことも、やっぱり誰も知らない。
おわり
あとがき→