Lifelong Medicine
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南家の朝は慌しい。
『ほら、早よ食べな学校遅れるで!』
「…まだ眠い〜」
「お母さん!ぎゅーにゅーこぼした」
『あー!もう!触らんといて!ゲッ…服にもついてるやん!着替え出さな!』
早起きが苦手な長男と、わんぱくで食いしん坊の次男がそれぞれ小学校と幼稚園に間に合うようにしなければならない。
世の働くお母さんたちはこれに加えて自分の準備と通勤の時間を確保しているだなんて、名前には想像もできない世界だった。
次男が着替えている間に牛乳を拭いていると、末っ子の着替えを済ませた南がリビングに現れた。
『ブッ…今日も相変わらずそっくりやな』
「お前、毎朝それ言うのやめろや」
『えー、だって可愛いんやもん…なぁ?』
「おとうちゃん、かわいい〜」
娘に見上げられ、満面の笑みでそう言われてしまえば南はもう否定できなくなる。優しく抱き上げ、食卓につかせた。
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