Shabby Happiness
NAME CHANGE
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おまけ
家に着くと、子どもたちが寝る部屋に豆電球の明かりが見えた。
『もう寝たみたいやな』
静かに玄関を開けようとする名前の腕を南が掴んだ。
『どうしたん?』
「…今日デートやってんな?」
『ん、まあ一応』
南は腰を屈め、チュッと音を立てて名前にキスをした。
「デートの最後はコレがお決まりやったやんな」
南のニヤリ顔は、制服を着ていたあの頃からやっぱり変わっていない。名前は顔を真っ赤にして、立ち尽くす。
「なあ…」
「あーーーー!!お父さんとお母さん、チウしよる!!」
南が何か言いかけた時、2階の窓から次男の大きな声が聞こえた。見上げると、こどもたちが網戸越しにこちらを見ていた。
『わぁぁぁ…近所に丸聞こえや…恥ずかし…』
ガックリと手で顔を隠す名前の耳元に、南は続きの言葉を囁く。
「後で、続きしよか」
名前はバッと顔を上げ、また顔が赤くなる。
『…4人はさすがに無理やで』
おわり
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