コイセヨオトメ
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──海南大付属高校
歴史と伝統のある名門校であり、特に男子バスケットボール部は全国的にも有名である。〝常勝〟の名に恥じぬよう、部員たちは日々練習に励んでいる。そんな中、今年のチームは例年とはまた一味違った強みを持っている。
それが1年生のマネージャー望月 柚だった。
「望月、次の対戦チームのデータ、どうなってる」
『はい、監督。既にデータはまとまっています』
柚は記憶、データ分析・処理能力に長けており、図書委員でもある彼女は図書室のどこに何の本があるか全て把握している。その能力は高頭監督お墨付きであった。
「牧!ちょっとコレ見てみろ」
監督に呼ばれ、キャプテンの牧は柚がまとめたデータに目を通した。
「…望月、よくこれ程のデータを集めたもんだ。凄いな。次は湘北の1年生のデータを集めてくれないか?富ヶ丘中のエースが入ったらしいんだ」
『はい。承知しました』
牧は柚を見て微笑んだ。そして、この様子をジッと見つめる人物が一人いるのだった。
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