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夏──
今日の太陽はいつものギラギラさをどこかに忘れてきたのか、穏やかに大阪の街を照らしている。
この日、南、岸本、土屋の3人は大阪府予選の決勝リーグ最終日を迎え、奇しくも最終試合は豊玉vs大栄であった。また、3人にとっては別の意味でも特別な日だった。
豊玉高校のメンバーが控え室に向かっていると、後ろから声を掛けられた。
「南!岸本!おはよーさん。今日は手加減せえへんで」
声の主は土屋だった。
「当たり前じゃボケ」
岸本はすぐ土屋のペースに乗せられる。
「まさか、今日やとはな」
南はそう言って、窓の方に目を向けた。
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