いつもの景色
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『あ!烈起きたん?』
声色は大人びていてあの頃とはまるで違うけれど、嬉しそうに顔を覗き込むのは同じだ。
「悪い……寝とったみたいや…」
『何やご機嫌やな。ええ夢でも見たん?』
寄り添うように隣りに名前が座り、俺も身体を起こして座った。窓の外には夕焼け空が広がる。
『見て!あの雲、お尻みたい』
どこをどう見たらそう見えるのかよく分からない。でもあの頃と変わらない笑顔が目の前にある。
思わず肩を引き寄せ目を見つめる。
自然と唇が重なる。
「…今度は夢やないな」
『えー?スケベな夢でも見とったん?』
今では当たり前になった、頬を赤らめながら照れくさそうにはにかむ顔。
今日も名前が笑っている。
二人の影が伸びている。
〝いつもの景色〟が続いていく。
おわり
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