初恋が染まる日


私はスピッツが好きで、ライブにも何度も行ったことがあります。その中でボーカルの草野マサムネが「チェリーは初恋を思い出して作った曲」と言っていたことから、イメージを尊重し、ベースにしました。歌詞に沿って解説をしていきます。

28歳はチェリーを作った時の草野マサムネが28歳だったからです。

「曲がりくねった道をゆく」
曲がりくねった道=大人になるまでには一筋縄ではいかない、大人になっても然り、ということで南くんが主人公です。(ただ好きなだけ)

「想像した以上に騒がしい未来」
中学生の時に想像していたより、大人はずっと大変という解釈です。

「愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ」
中学生が「愛してる」なんて、大人ぶって言っているだけの言葉ですが、その不似合いな響きが初恋を燃え上がらせるのではないかと思いました。

「溢れそうな想い 汚れた手で書き上げた」
ラブレターのところです。汚れた手=彼女を想い自身を慰めた手、中学生の男子らしさを出してみました。

「少しだけ眠い 冷たい水でこじ開けて 今せかされるように 飛ばされるように通り過ぎてく」
身体に鞭を打ち、目まぐるしい日々はあっという間に過ぎるということ。

「どんなに歩いても辿り着けない 心の雪で濡れた頬」
どうもがいても無力な中学生。雪はどんどん積もるもの。やがて溶けて水になり、涙として出て行く。

「悪魔のフリして切り裂いた歌を 春の風に舞う花びらに変えて」
彼女への想いを断ち切るために、心を悪魔にして手紙を破った。ビリビリにして、花びらみたいに。雪溶け水もなくなり、無理矢理春の訪れを作り出した。

「ズルしても真面目にも生きていける気がしたよ」
思い出の場所で自らの初恋を思い出し、どうにかなると気持ちが楽になる。

「生まれたての太陽と夢を渡る黄色い砂」
気持ちが楽になると、桜を見てキレイだと思えた芽生えた感情を太陽としました。
そこに砂のようにキラキラと軌道を描いて黄色の帽子が飛んできます。


「いつかまたこの場所で君と巡り会いたい」
思い出の公園で巡り会いたい。ハッピーエンドが大好きなので、会わせちゃいました。


素敵な企画をありがとうございました♡



ぱこ
5/5ページ