特別な言葉
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「…ごめん」
会った途端、いきなり福ちゃんが謝ってきた。何のことかと戸惑っていると、指をさした所を見てすぐに異変に気付く。二人でお揃いで鞄につけているマスコットが無い。
「どっかで落としてしまったみたいで…」
『え…ど、どっかって…どこ…?』
そのマスコットはテーマパークでデートした時に買った物だった。男の子には少し可愛すぎるキャラだったが、私が一緒につけたいと言うと喜んでつけてくれたのが嬉しかった。
そんな思い出のマスコットを無くしてしまったのは正直かなりショックだ。仕方のないことだと分かっているけれど、何も言えなくて俯いてしまう。そうしている内に福ちゃんはどこかに走って行ってしまった。
いつもなら間違いなく追いかけるけれど、色んな感情がぐちゃぐちゃに混ざり、暫く動くことが出来なかった。
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