Lovey-Dovey
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宮城くんの部活を見学してそのまま一緒に帰っていると、宮城くんがドラッグストアに寄ると言った。部活用に粉末のスポドリを買うらしい。凄く真剣に選んでいたため邪魔しては悪いと思い、私はシャンプーコーナーを見て来ると言ってその場から離れた。
いつも同じのばっかだし、たまには他のも使ってみようかな…と、商品を見ていると突然誰かに声をかけられた。
「あれ…名字さん…だよね…?」
『あ…!同じ中学の…!』
それは中学で同じクラスだった男子だった。高校は別だったため、会うのは二年ぶりくらいになる。
「すげー久しぶりだね」
『うん、久しぶり。元気にしてた?』
少し見ない間に同級生は背が伸びていて、なんだか大人っぽく見えた。たぶん私は身長も胸もあの頃からほぼ成長していない。何だか恥ずかしくてつい視線を逸らしてしまう。
「…なんかさ、可愛くなったね」
『へ…?!』
「あ、そろそろ行かなきゃだ。じゃ!」
『う、うん!』
さらりと可愛いと言えてしまうだなんて大人以外の何者でもない。何だか自分だけ取り残されているみたいで少し戸惑ってしまう。
そして、同級生が見えなくなるタイミングで宮城くんが私の所にやってきた。
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