二月三日の確信犯
「そうや。うっかり恵方巻きも忘れてもーたなぁ」
今度は淳の長い指が口に入ってくる。上顎をなぞられ、内側から頬を突かれると少し呼吸が苦しくて勝手に口が開いてしまう。
「…その顔エロ過ぎやわ」
本能なのか何なのか分からないけれど衝動に駆られて舌を絡める。イケナイことをしている感じがどんどん私をダメにする。
「もう一個、恵方巻きの代わりになるもんあるで?」
淳にしてはちょっぴりお下劣な言い回しだ。そのくらい余裕が無いのかな…。ここは乗ってあげた方が良いのかもしれない。
淳のベルトに手をかけ、ズボンと下着を下ろすと全てを物語るモノが曝け出される。
『これで私も共犯だね』
「何の…?」
口の中に広がる熱が二人をもっとダメにしていく。
二月三日の確信犯
おわり
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