岸本実理の恋模様
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大学生っちゅーもんは思ったよりも退屈だった。
教授は口を開けばレポートを書けと言い、同じ学科には真面目な奴かチャラチャラした奴かの二極しかいなくて、気の合う奴なんて一人もいない。
そんな毎日の中で気の合う友人と昼飯を食う時間だけが唯一楽しい時間だった。こんなことなら俺もアイツらと同じ学科にすれば良かったと後悔するものの、あっちの偏差値は俺にはとても無理だ。そんな毎日だったから、大学以外に自分の居場所を見つけたくて俺はバイトを始めることにした。前からよく通っていたCDショップでバイトを募集していて、貼り紙を見た途端すぐに働かせて欲しいと願い出たのだった。
そして初出勤の日、店長か俺を他のスタッフに紹介してくれた。
「今日から働いて貰う岸本くんや。小山さん、今日色々教えてたってくれへんか」
店長がそう言うと、『はい』と返ってきたハスキーな声の主はものすごく美人で、高嶺の花オーラ全開だった。こんな人ホンマにおるんやなぁ…それが俺の第一印象だった。
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