二回目のご挨拶
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そして、いよいよ二回目の挨拶の日になった。二人は揃って名前の実家に来ている。安田は一回目と同じくカチンコチンに緊張している様子だ。それでも名前は安田を信じてジッと隣りに座っていた。
そしていよいよ両親が二人の前に座り、挨拶が始まる。
「せ、先日は……たっ…大変失礼しました…!」
安田はそう言って深々と頭を下げた後、こんな話をした。
名前が育った家、名前を育てた両親を目の前にした途端、自分なんかがここに新たな家族として加わって良いのだろうかと考えてしまった。だから言葉をちゃんと選ばなければと思い、前回は上手く話せなかった。
そして名前への想いや覚悟を緊張しながらも飾らない言葉で伝えることができた。
「娘を宜しくお願いします」
最後に名前の父がそう言って、挨拶は無事終了したのだった。
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