土屋家の甘い食卓
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幸せな食卓の時間をいつまでも続けていたいけど、明日のためにも片付けをしてお風呂に入らなければならないため、重い腰を上げて立ち上がる。淳も一緒にお皿を運び片付けをするのが日課だ。洗剤の泡を流す間に淳はお風呂を沸かし、テーブルを拭いてくれた。
「終わったで〜」
『お疲れ様。布巾も洗うからそこ置いてね』
そう言うと淳は布巾を置き、そのまま後ろから私を抱き締めた。
「ご飯ありがとな。僕のこと考えて作ってくれたんやろ?嬉しかったで」
囁くように甘い声が鼓膜を震わせ、心臓の音がどんどん大きくなっていくのが分かる。
「今日は春キャベツみたいにふわふわであま〜く包んだるな?」
『…っ……もう…エッチ……』
「…お風呂で待っとるから」
その後、さっき感じた〝これ以上の幸せ〟はあっという間に更新されてしまった。でもそれも、きっとすぐに更新されてしまうんだろうな。
そんなことを考えながら、私は今日も淳を見送る。
「ほな、行ってきます」
『行ってらっしゃい』
さて、今晩は何にしようかな。
今夜も甘い食卓を。
おわり
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