オードリーがシンデレラを飲んだ日の話
NAME CHANGE
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
デザートが運ばれてくる頃には、名前の涙はおさまっていた。
「…名前ちゃん、辛かったな。心配せんでも僕らがその男、抹消したるからな」
「お前時々凄いこと言うよな。〝僕ら〟にはオレも入ってんのか?つーか名前、お前、1人で大丈夫なんか?」
『あの家にはもうおられへんから、実家に帰るつもりや』
「それなら安心や。でも大変やでこれから」
息子がいる岸本は、育児の大変さを知っているからか、特に心配していた。
「よっしゃ!名前ちゃんと赤ちゃんを僕らで守るで!」
「当たり前や」
名前は3人を見る。
『だって皆、忙しいやろ?今日聞いて貰っただけで充分やって』
そう言うと、南が名前にチョップをかまし『ぐえ!』とよく分からない声が響いた。
「何を言うてんねん。俺らはガキの頃から、ずーっとお前を守ってきたんやぞ。お前はいつもみたいに威張って構えとればええねん」
『…威張ってへんわ、アホ…』
また南が泣かしたぁ、と岸本は名前にハンカチを差し出す。
やっぱり何も変わらんなぁ、と確かめ合えた夜だった。
お姫様、取るに足らないことです。
(ところで予定日はいつなん?)
(んと、来週)
(え、すぐやん…)
(僕、女の子がええな)
(…なんか腹痛い気してきたわ…)
(((!!!)))
おわり
あとがき→