春、見つけた。
春、見つけた。(花形ver.)
眼鏡は顔の一部という言葉を何処かで聞いたことがあるが、まさにその通りで、眼鏡が無ければ日常生活がままならない。鏡に映る自分が眼鏡を掛けているのが当たり前になっているのだから、当然他の人も俺が眼鏡を掛けているのは当たり前だと思っているだろう。
だからあまり他人に興味が無い俺だって、春休み前まで眼鏡を掛けていたクラスメイトが新学期になり、突然眼鏡を掛けずに学校に来れば気がつく。
『花形くん、おはよ〜』
「…め、眼鏡はどうたんだ?」
『コンタクトにしたの。眼鏡が無いのによく見えるから変な感じだよ〜』
アハハと笑う声はいつもと同じなのに、いつも眼鏡の下に隠れていたとびきりの笑顔にガシッと心を鷲掴みにされてしまった。
春、見つけた。
改めて眼鏡という物は奥が深いと痛感した。
『花形くん、どうしたの?』
「いや…何でもない…」
おわり
眼鏡は顔の一部という言葉を何処かで聞いたことがあるが、まさにその通りで、眼鏡が無ければ日常生活がままならない。鏡に映る自分が眼鏡を掛けているのが当たり前になっているのだから、当然他の人も俺が眼鏡を掛けているのは当たり前だと思っているだろう。
だからあまり他人に興味が無い俺だって、春休み前まで眼鏡を掛けていたクラスメイトが新学期になり、突然眼鏡を掛けずに学校に来れば気がつく。
『花形くん、おはよ〜』
「…め、眼鏡はどうたんだ?」
『コンタクトにしたの。眼鏡が無いのによく見えるから変な感じだよ〜』
アハハと笑う声はいつもと同じなのに、いつも眼鏡の下に隠れていたとびきりの笑顔にガシッと心を鷲掴みにされてしまった。
春、見つけた。
改めて眼鏡という物は奥が深いと痛感した。
『花形くん、どうしたの?』
「いや…何でもない…」
おわり