雨上がりのアスファルト
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勢いで入って来てしまったが、実はこういう所に来るのが初めてで心臓がバクバクしていた。名前さんもキョロキョロと辺りを見回している。ふと肩が雨で濡れている事に気が付いた。
「名前さん、ここ冷たくないすか?」
軽く触れただけだった。でも名前さんの身体がビクリと反応し、振り向いたその瞳は潤んでいて、もう理性なんて簡単に吹き飛んでしまった。奪うように唇を重ねれば、すぐに受け入れられて舌がぬるりと入っていく。応えるように名前さんの舌もうねうねと絡みつく。
一度唇を離して目を見つめる。ポーッと余韻に浸る名前さんが、こんなにも色っぽいだなんて知らなかった。俺は名前さんをそのままベッドに押し倒した。
「……可愛すぎ…その顔ヤバい…。俺しか見ちゃいけねーやつだな」
『…うん。信長くんにしか見せないよ?』
「…信長、って呼んで欲しい…っす」
『……信長』
名前さんの小さな手が俺の頬に触れた。切なそうに俺を見つめるその表情はさっきよりも可愛くて、もう色んな事を抑えられそうにない。
首に顔を埋めると甘いにおいがして頭がクラクラしてくる。名前さんと一緒なら何もかもどうでも良くなってしまう。
「名前……好きだ…」
自然と出た言葉を耳元で囁けば、背中に力強くしがみつかれた。後はもう、身体を委ねるだけだ。
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