雨上がりのアスファルト
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カフェを出て、近くの公園にでも行こうかとなった途端ポツポツと雨が溢れてきた。天気予報で雨が降るだなんて言ってなかったのに…。
「あちゃー…降って来ちゃいましたね。どうしましょうか?」
『雨宿りしなきゃだね』
「もう少しカフェにいた方が良かったっすかね」
『…あそこでしない?雨宿り』
名前さんが指をさしたのは、煌びやかな建物で〝休憩〟 〝サービスタイム〟 〝宿泊〟の文字が目を引く。そう、所謂ラブホってやつだ。
正直驚きはしたものの、少し恥ずかしそうにしている名前さんにこれ以上恥をかかせる訳にはいかないと思った。俺は名前さんの手を取り、歩き出す。
「ほら、濡れちゃいますよ。早く行きましょう!」
笑顔でそう言うと、名前さんは安心したように微笑んだ。このタイミングでそんなめちゃくちゃ可愛い顔をされたら、後がヤバい…。自然と繋いだ手に力が入ってしまっていた。
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